プラチナとゴールドの違いを徹底解説!あなたに合った貴金属の選び方

投資

結婚指輪や婚約指輪、ジュエリー選びにおいて、プラチナとゴールドのどちらを選ぶべきか迷っている方は多いのではないでしょうか。

どちらも美しい輝きを放つ貴金属ですが、その特徴や性質には大きな違いがあります。

この記事では、プラチナとゴールドの違いを詳しく解説し、あなたに最適な選択をサポートします。

プラチナとゴールドの基本的な違い

プラチナ(白金)とは

プラチナは元素記号「Pt」で示され、和名では「白金(はっきん)」と呼ばれる天然の貴金属です。

銀白色の落ち着いた輝きが特徴で、化学的に安定しており耐熱性・耐酸性に優れています。

プラチナの純度は以下のように表示されます:

  • PT950:プラチナ純度95%
  • PT900:プラチナ純度90%
  • PT850:プラチナ純度85%

純プラチナは柔らかくてしなやかなため、強度を高めるために他の金属を混ぜ合わせた合金として使用されるのが一般的です。

ゴールド(金)とは

ゴールドは元素記号「Au」で示され、採掘された時点では黄金色をしている貴金属です。

純金も柔らかすぎるため、ジュエリーには他の金属を混ぜた合金が使われます。

ゴールドの純度表示:

  • K24:純金(純度100%)
  • K18:金純度75%(残り25%は銀や銅などの割金)
  • K14:金純度58%
  • K10:金純度42%

ホワイトゴールドとプラチナの違い

ホワイトゴールドは黄金色をした金に銀やパラジウムなどの白色金属を混ぜ合わせ、さらにロジウムでコーティングを施して白い輝きに仕上げたものです。

プラチナは天然の銀白色であるのに対し、ホワイトゴールドは元々黄金色の金を白く加工したもので、全く異なる金属です。

見た目は似ていますが、性質や特徴には大きな違いがあります。

色味と輝きの違い

プラチナの色と輝き

プラチナは内面から輝く銀白色で、上品で落ち着いた色合いをしています。

重厚感のある銀白色の美しさは、手元に高級感のある華やかさを添えてくれます。

日本人の黄色がかった肌との相性も良く、さまざまなシーンで活用できます。

ゴールドのバリエーション

ゴールドはカラーバリエーションが豊富なのも大きな特徴です。

主なカラーには以下があります:

  • イエローゴールド:温かみのある黄金色で華やかな印象
  • ピンクゴールド:銅を多く含み、柔らかく女性らしい色合い
  • ホワイトゴールド:プラチナよりもやや暗い色合いで輝きが強い傾向があります

経年変化の違い

ホワイトゴールドはロジウムでコーティングされており、摩擦によってコーティングが薄くなると地金の色が目立ってくる場合があります。

一方、プラチナは元の地金が銀白色なので、コーティングをしても見た目の変化はほとんどありません。

ただし、この経年変化も「使い込んで味が出てきた」と捉えることができ、夫婦で歩んできた思い出として楽しむのも素敵です。

希少性と価値の違い

プラチナの希少性

プラチナは地球上で採れる量が非常に限られており、人類が手にした全てのプラチナを合わせても6,000トンほどと、ゴールドの約1/3量しかありません。

年間に採掘できる量は金の30分の1程度で、1トンの原鉱石から約3gしか採掘できません。

プラチナは南アフリカ共和国やロシアなどのごく限られた地域でしか産出しません。

この特別性と希少性も、婚約指輪や結婚指輪の素材として人気が高い理由です。

現在の価格事情

希少性ではプラチナが上回るものの、2025年現在では金(ゴールド)の方がプラチナより価値が高い状況です。

2015年以降は金の価格が右肩上がりの状況となっている一方で、プラチナの価格は右肩下がりの状況が続いています。

価格差の理由

この価格差には需要の違いが関係しています。

ゴールドは主に投資や宝飾品として需要が高いのに対して、プラチナは工業用、主に自動車用として用いられることが多くなっています。

プラチナは景気が悪くなると価格が下がりやすく、実際にリーマンショック後は世界的に景気が悪くなり、自動車の売上が落ちたことでプラチナの価格も下がりました。

金は「有事の金」ともいわれ安全資産の代表として長らく認識されてきました。

世界経済が不調なときでも価値が安定する傾向にあるため、投資対象としても人気が高いのです。

物理的性質の違い

重量と着け心地

同じデザインのリングでもプラチナと金では比重が異なるため、プラチナ製のほうが重くなります。

  • プラチナの比重:21.45
  • 金の比重:19.32

ゴールドは金を75%含んだ18金が主流ですが、プラチナの指輪より着け心地が軽いと言われています。

ずっしりとした重厚感を好む方はプラチナが、軽やかな着け心地を好む方はゴールドがおすすめです。

強度と耐久性

プラチナも金も純度が高くなるほど柔らかくなる金属です。

純粋な強度でいうとホワイトゴールドのほうが高い傾向にあります。

これは、ホワイトゴールドは白い色合いを出すために割金が多く含まれている分、強度が高くなりやすいためです。

婚約指輪・結婚指輪に広く使われるプラチナ900がビッカース硬度130(最大値)であるのに対し、K18は最大250ものビッカース硬度を誇ります。

これはゴールドの方が傷つきにくく丈夫であることを示しています。

変色のしにくさ

プラチナもホワイトゴールドも比較的安定していて変色しづらい金属です。

しかし、ホワイトゴールドは銀白色にするために割金が多く含まれているため、プラチナよりも変色しやすい傾向にあります。

ゴールドそのものは化学的に安定しているため非常に変色しにくい貴金属と言われています。

その輝きは何十年・何百年と変わらず、数世紀前に作られたアンティークジュエリーでさえも適切なクリーニングを施せば昔と変わらない色合いを見せてくれます。

金属アレルギーへの配慮

プラチナもゴールドも、純度が高いものは金属アレルギーを起こしにくい素材です。

ただし、割金として使用される銀やニッケル、銅などがアレルギーの原因になることがあります。

金属アレルギーが心配な方は、純度の高いものを選ぶか、パッチテストを行うことをおすすめします。

加工性と特性の違い

プラチナの特性

プラチナは「粘性」と呼ばれる粘り気のある金属として知られ、この特徴を活かして細い繊細な爪を曲げたり起こしたりを繰り返ししても折れることなくダイヤモンドをしっかりと留めてくれます。

プラチナはそのしなやかで粘り強い性質から、小さな爪でも大切な宝石をしっかり抑える強度を持ち合わせています。

この特性により、婚約指輪のダイヤモンドセッティングに適しています。

ゴールドの特性

ゴールドには「展性」と呼ばれる特徴があり、わずか1グラムの金を細く長くしていくと富士山の高さ(3776m)まで引き伸ばすことができます。

身近な例としては金箔があり、その厚みはわずか0.0001mmです。

この柔軟性により、ゴールドは繊細なデザインや複雑な加工にも対応でき、さまざまなジュエリーデザインを実現できます。

婚約指輪・結婚指輪での選び方

日本でのトレンド

日本では婚約指輪の約9割、結婚指輪の約8割がプラチナ製というデータもあります。

プラチナは永く愛用するブライダルジュエリーに適した性質を備えていることから、婚約指輪や結婚指輪の素材として重宝されています。

しかし、最近ではイエローゴールドやピンクゴールドなど、温かみのある色合いの指輪を好む方も増えています。

選ぶ際のポイント

プラチナがおすすめの方:

  • 落ち着いた上品な輝きが好き
  • 重厚感のある着け心地が好き
  • 変色や変質が少ない素材を求めている
  • 伝統的なブライダルジュエリーを選びたい
  • ダイヤモンドを使った婚約指輪を検討している

ゴールドがおすすめの方:

  • カラーバリエーションを楽しみたい
  • 軽やかな着け心地が好き
  • 傷つきにくい丈夫な素材が良い
  • 温かみのある色合いが好き
  • ボリュームのあるデザインを選びたい

価格面での検討

お店やブランドによっても異なりますが、プラチナジュエリーとゴールドジュエリーの価格を比較すると、ゴールドジュエリーの方が価格が安い傾向にあります。

プラチナは精錬に時間が必要で加工も難しいため、必然的に価格が上がります。

ただし、ここ数年におけるゴールド価格の高騰により、プラチナとゴールドのジュエリーがほとんど変わらない価格であるケースも少なくないため、注意が必要です。

メンテナンスと長期的な視点

プラチナのメンテナンス

プラチナは変色しにくく、日常的なお手入れは柔らかい布で拭く程度で十分です。

温泉や海水浴でも変質しにくいため、つけたままで楽しめます。

ただし、傷がつきやすいため、定期的に研磨することで美しい輝きを保てます。

ゴールドのメンテナンス

ゴールドは酸やアルカリに強い性質を持つため、ゴールドジュエリーをつけたままで温泉や海水浴を楽しむことも可能です。

K18であれば変色もしにくく、長期間美しい状態を保てます。

ホワイトゴールドの場合は、ロジウムコーティングが剥がれてきたら再コーティングが必要になることがあります。

サイズ直しについて

プラチナは柔軟性があるため、サイズ直しがしやすい素材です。

ただし、ホワイトゴールドでメッキがされている商品の場合、サイズ直しができないブランドもあります。

サイズ直しができた場合でも、再度メッキをかけるため修理代が高くなる傾向があります。

投資としての価値

ゴールドの投資価値

ゴールドは短期的な価格の変動が少ない金属です。

そのため、宝飾品だけでなく資産保全の金属として高い人気を誇っています。

不景気により通貨の価値が低下すると、有事の金としてゴールドの需要が高くなるため価値が下がりにくいのです。

プラチナの今後の可能性

好景気になり自動車の売れ行きがよくなれば、プラチナの価値が高くなる可能性があります。

このほか、脱炭素化の動きが加速して水素社会へと転換すれば、水素燃料電池車や水素生成装置などに用いられているプラチナの価値が上昇する可能性があるといえるでしょう。

まとめ:あなたに合った貴金属を選ぼう

プラチナとゴールドには、それぞれに異なる魅力と特徴があります。

プラチナの特徴:

  • 希少性が非常に高い
  • 落ち着いた上品な銀白色
  • 変色・変質しにくい
  • 重厚感のある着け心地
  • ダイヤモンドのセッティングに適している

ゴールドの特徴:

  • カラーバリエーションが豊富
  • 傷つきにくく丈夫
  • 軽やかな着け心地
  • 投資価値が安定している
  • 華やかで温かみのある輝き

どちらを選ぶかは、個人の好みやライフスタイル、予算によって異なります。

実際にジュエリーショップで試着してみて、着け心地や色味を確認することをおすすめします。

婚約指輪や結婚指輪は一生の記念になるもの。

この記事を参考に、あなたにとって最高の一品を見つけてください。

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