銀ETFおすすめ銘柄完全ガイド【2025年最新版】

投資

銀ETFとは?基礎知識を解説

銀ETFは、銀の価格動向に連動した値動きを目指す上場投資信託のことです。

証券取引所で株式と同じように売買でき、現物の銀を保有することなく銀投資ができる金融商品として注目を集めています。

通常の投資信託とは異なり、取引時間中であればリアルタイムで売買が可能です。

保管場所の心配や盗難リスクを気にすることなく、スマートフォンやパソコンから気軽に取引できる点が大きな魅力となっています。

銀は工業用途での需要が全体の半数以上を占め、特に太陽光パネルや電気自動車の需要拡大により産業需要が急速に増加しています。

一方で銀鉱山の採掘可能年数は限られており、中長期的な価格上昇が期待されている貴金属です。

日本で購入できる銀ETFおすすめ銘柄

【1542】純銀上場信託(現物国内保管型)

大阪取引所の先物価格をベースとして算出された銀地金100グラムあたりの理論価格に連動することを目指す国内ETFです。

三菱UFJ信託銀行が管理会社を務めており、比較的取引が活発で流動性の高い銘柄として知られています。

基本情報

  • 取引価格:約22,000円前後(2025年10月時点)
  • 信託報酬:0.55%
  • NISA対応:成長投資枠で購入可能
  • 最低投資額:1口から購入可能

過去5年間の平均リターンは円ベースで年率19.25%(2025年1月時点)で、分配金の支払いはありません。

新NISA成長投資枠が利用できるため、非課税での投資を希望する方に適しています。

楽天証券・SBI証券・マネックス証券などでNISA口座での売買手数料が無料になるほか、SBI証券の「ゼロ革命」や楽天証券の「ゼロコース」を利用すれば、NISA口座以外でも取引手数料無料で投資が可能です。

【1673】WisdomTree 銀上場投資信託

ウィズダムツリーの関連会社が運用し、ロンドン地金市場協会(LBMA)の銀価格に連動することを目指す国内ETFです。

信託報酬の低さが魅力的な銘柄となっています。

基本情報

  • 取引価格:約4,380円(2025年1月時点)
  • 売買単位:10口から(最低投資額約44,000円)
  • 信託報酬:0.49%
  • NISA対応:対象外

過去5年間の平均リターンは円ベースで年率19.45%(2025年1月時点)で、【1542】純銀上場信託と大差ありません。

ただし、取引量は比較的少なめとなっているため、短期トレードよりも中長期の保有に適しています。

信託報酬が0.49%と【1542】純銀上場信託の0.55%より低いため、コストを重視する投資家におすすめです。

ただし、新NISAの対象銘柄ではない点には注意が必要です。

【SLV】iシェアーズ・シルバー・トラスト(米国ETF)

米国市場に上場している銀ETFで、世界最大級の銀ETFとして知られています。

流動性が非常に高く、日本の証券会社を通じて購入可能です。

基本情報

  • 取引価格:約6,500円(2025年10月時点)
  • 信託報酬:約0.5%
  • NISA対応:成長投資枠で購入可能
  • 出来高:数千万株/日

米国のSLVなら1株約6,500円から購入可能で、流動性を重視する場合は1日の出来高が数千万株に達するSLVを選ぶことがおすすめされています。

国内ETFと比較して圧倒的な流動性を誇るため、短期売買を行う投資家にも適しています。

【1676】WisdomTree 貴金属バスケット上場投資信託

銀だけでなく、金・パラジウム・プラチナなど全ての貴金属に分散投資できるETFです。

銀単独ではなく、貴金属全体への投資を希望する方に向いています。

構成比(2024年4月末時点)

  • 金:60.92%
  • 銀:20.76%
  • パラジウム:12.23%
  • プラチナ:6.09%

銀ETFのメリット

少額から投資が可能

銀現物を購入する場合、1kgあたりの価格は約17万円程度(2025年1月時点)に加えて数千円程度の販売手数料もかかりますが、銀ETFであれば4000円程度の少額から銀への投資を始めることが可能です。

まとまった資金がなくても投資を始められるため、投資初心者や資金が限られている方でも気軽に銀投資にチャレンジできます。

毎月少しずつ積み立てていく投資スタイルにも適しています。

インフレヘッジとして機能

銀は金と同様にインフレに強い投資商品として知られており、インフレが加速すると通貨の価値が下がる一方で、原油や輸入穀物などと共に価格が上昇しやすい傾向が見られます。

実物資産である銀は、物価上昇局面において現金の価値の目減りを防ぐ効果が期待できます。

将来の物価上昇に備えて、ポートフォリオの一部に組み入れることで資産防衛の役割を果たします。

取引の手軽さと流動性

銀ETFは証券取引所に上場しているため、取引時間中にリアルタイムで売買が可能で、投資資金を引き出したい場合には短期間で簡単に現金化することができます。

現物銀のように保管場所や管理の手間が不要で、証券会社のオンライン取引画面から数クリックで購入できます。

必要なときにすぐ現金化できる点も大きな利点です。

コストパフォーマンスの良さ

銀ETFの信託報酬は年0.5%前後と、アクティブファンドと比べて格段に安い設定で、NISA口座なら売買手数料が無料になる証券会社が多いのも魅力です。

現物の銀を購入する場合、売買時のスプレッドや保管料などで年間2万円以上のコストがかかることもありますが、ETFなら100万円投資しても年間コストは5,000円程度で済みます。

価格上昇の期待値

2025年における世界の銀不足量は1.876億オンスで、年間採掘量の約2割の銀が不足している状態です。

太陽光パネルや電気自動車などの産業需要拡大により、中長期的な需給逼迫が見込まれています。

銀鉱山の開発には10年程度の時間がかかり、2026年以降にいくつかの銀鉱山が寿命を迎えることから、供給面での制約が価格上昇要因となる可能性があります。

銀ETFのデメリットとリスク

価格変動が大きい

銀は工業用途の需要が全体の半数以上を占め、経済や特定産業の動向によって価格が大きく変動します。

また、銀市場は金市場より規模が小さく、大口注文や情報の偏りに価格が敏感に反応します。

金と比較して値動きの幅が大きいため、短期的に大きな利益を狙える反面、損失のリスクも高まります。

リスク対策を目的とする場合は、銀よりも金の方がリスクヘッジ効果は高いと言えます。

分配金がない

銀ETFは価格上昇によるキャピタルゲインのみが収益源となり、株式のような配当収入は期待できません。

定期的な収入を求める投資家には向かない商品で、長期保有しても価格が上がらなければリターンはゼロになってしまいます。

配当金や分配金を重視する投資家にとっては、銀ETFは不向きな投資対象となります。

売却差益のみで利益を得る投資スタイルを理解した上で投資することが重要です。

為替リスク

銀は国際的にドル建てで取引されるため、円高になると投資成果が目減りします。

たとえ銀価格が上昇しても、それ以上に円高が進めば損失になることもあります。

為替変動による影響を受けるため、銀価格だけでなく為替相場の動向にも注意を払う必要があります。

円高局面では期待通りのリターンが得られない可能性があります。

信託報酬コスト

銀ETFの信託報酬は年0.5%前後と、株式インデックスETFと比べると割高です。

株式ETFなら0.1%以下の商品も多い中、5倍近いコストがかかり、長期保有するほどこの差は大きくなっていきます。

海外ETFの場合はさらに為替手数料や現地手数料も加わるため、総合的なコストを考慮した投資判断が必要です。

流動性リスク(国内ETF)

国内銀ETFの出来高は限定的で、【1542】純銀上場信託は1日平均約3,000口、【1673】WisdomTree銀上場投資信託は約5,000口以下(過去90日の平均)となっています。

流動性が低いと、売却時に希望する価格で売れない場合があります。

短期トレードを行う場合は、出来高の多い米国ETFの方が適しています。

銀ETFの選び方

NISA口座で投資したい方

新NISA成長投資枠を利用したい場合は、【1542】純銀上場信託または米国の【SLV】を選びましょう。

非課税メリットを活かせるため、長期保有を前提とした投資に適しています。

楽天証券やSBI証券などの主要ネット証券では、NISA口座での国内ETF売買手数料が無料になるため、コストを抑えた投資が可能です。

コストを重視する方

信託報酬を最小限に抑えたい場合は、【1673】WisdomTree 銀上場投資信託がおすすめです。

0.49%という信託報酬は日本で購入できる銀ETFの中で最も低い水準となっています。

ただし、NISA対象外である点と流動性がやや低い点には注意が必要です。

中長期での保有を前提とした投資スタイルに適しています。

流動性を重視する方

短期売買や大口取引を行う場合は、米国の【SLV】を選択しましょう。

1日の出来高が数千万株に達する高い流動性により、希望価格での売買がしやすくなります。

ただし、為替リスクと米国市場の取引時間に留意する必要があります。

日本時間の深夜に取引が活発になる点も考慮しましょう。

銀ETFへの投資戦略

長期保有を前提とした投資

銀は金よりも価格の変動幅が大きく、タイミング次第では短期でリターンが狙えますが、金よりも下げ幅も大きくなりやすい特徴があります。

長期で考えれば上がる可能性の方が高いため、5年や10年など長期保有を意識した投資の方が合っています。

短期的な価格変動に一喜一憂せず、中長期的な需給バランスと価格トレンドを見据えた投資が推奨されます。

ポートフォリオの一部として組み入れる

株式や債券などの伝統的資産と組み合わせることで、分散投資効果を高めることができます。

資産全体の5〜10%程度を銀ETFに配分することで、リスクを抑えながら値上がり益を狙うことが可能です。

金と銀を両方保有することで、貴金属投資のバランスを取ることもおすすめです。

金は安定性を、銀は成長性を担う役割分担ができます。

ドルコスト平均法による積立投資

価格変動が大きい銀ETFだからこそ、毎月定額で購入するドルコスト平均法が有効です。

高値掴みのリスクを軽減しながら、平均取得単価を平準化することができます。

自動積立サービスを提供している証券会社を活用すれば、感情に左右されない機械的な投資が可能になります。

銀ETF購入におすすめの証券会社

楽天証券

手数料コースを「ゼロコース」にするだけで、国内株・ETFの売買手数料が約定金額にかかわらず無料になります。

銀ETFの購入を考えている方にとって、コスト面で優位性があります。

楽天ポイントが貯まる・使えるサービスも充実しており、楽天経済圏を活用している方に特におすすめです。

SBI証券

「ゼロ革命」により対象者は国内株式・ETFの売買手数料が無料になります。

NISA口座での取引にも強く、業界最大手としての信頼性も魅力です。

米国ETFの取扱銘柄数も豊富で、【SLV】などの海外銀ETFへの投資も可能です。

マネックス証券

NISA口座での国内ETF売買手数料が無料で、初心者向けの情報提供やサポート体制が充実しています。

投資情報ツールの使いやすさにも定評があります。

まとめ:銀ETFは将来性のある投資先

銀ETFは、太陽光パネルや電気自動車などの産業需要拡大により、中長期的な価格上昇が期待される投資商品です。

少額から始められる手軽さと、インフレヘッジとしての役割を兼ね備えています。

ただし、価格変動の大きさや分配金がない点などのデメリットもあるため、投資目的とリスク許容度に応じて適切な銘柄を選択することが重要です。

NISA口座を活用したい方は【1542】純銀上場信託、コストを重視する方は【1673】WisdomTree 銀上場投資信託、流動性を重視する方は米国の【SLV】を選ぶことで、それぞれのニーズに合った銀投資が実現できます。

長期的な視点で、ポートフォリオの一部として銀ETFを組み入れることで、資産の分散とリターンの向上を目指しましょう。

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