貴金属を売却する際、「手数料はどれくらいかかるの?」「手数料無料って本当にお得?」と疑問に思う方は多いでしょう。
この記事では、貴金属買取における手数料の種類や相場、優良業者を見極めるポイントを徹底解説します。
貴金属買取でかかる手数料の種類
貴金属を買取に出す際、さまざまな手数料が発生する可能性があります。
主な手数料の種類を理解しておきましょう。
買取手数料
買取手数料は金製品を売却する際に買取業者に支払う費用で、業者によって異なり、金製品の種類や量、買取店の方針などによって変動します。
特に1回の買取量が少ない場合は、スモールバーチャージと呼ばれる手数料が加算されることが多く、結果的に1グラムあたりの買取価格が低くなる傾向があります。
一般的に、買取手数料は買取額の2〜3割程度が相場と言われています。
ただし、業者によって設定が大きく異なるため、事前の確認が必要です。
その他の手数料
買取手数料以外にも、以下のような費用が発生する場合があります:
- 査定料・鑑定料: 商品の価値を査定する際の費用
- 出張料: 出張買取を利用する際の出張費用
- 配送料: 宅配買取を利用する際の送料
- 振込手数料: 買取金額を銀行振込で受け取る際の手数料
- キャンセル料: 査定後に買取をキャンセルする際の費用
- 返送料: 宅配買取でキャンセルした場合の返送費用
これらの手数料は業者によって無料の場合もあれば、有料の場合もあります。
トータルコストを把握するため、必ず事前に確認しましょう。
貴金属買取で手数料が発生する理由
なぜ買取業者は手数料を設定するのでしょうか。
その背景を理解することで、適正な業者選びができます。
再生・加工コスト

業者は金を買い取った後、金を再生・加工して再販売することがあり、再販売価格と同じ価格で買い取ると利益が出ず、買い取った金の再生や加工にかかったコストで赤字になってしまいます。
田中貴金属工業は再販前に溶解などをして再製造をしており、小型の金ほど費用が割高になるため手数料を設定していると説明しています。
つまり、少量の貴金属ほど加工コストの割合が高くなり、手数料が必要になるのです。
相場変動リスク
金の価格は2024年11月1日時点では1gあたり14,833円でしたが、2024年12月2日時点では1gあたり14,107円に下落しました。
このような相場変動リスクを業者が負うため、手数料相当額を買取価格から差し引く必要があるのです。
運営コスト
店舗運営費、人件費、広告宣伝費など、業者が事業を継続するためのコストも手数料に反映されています。
主要買取業者の手数料比較
田中貴金属工業と三菱マテリアルを除き、金買取業者の大半は手数料を無料にしています。
買取手数料を設定している田中貴金属工業と三菱マテリアルでも、1件あたりの売却重量が500g以上なら無料です。
しかし、注意が必要なのは、手数料が「無料」と表示されている場合でも、実際には買取価格に手数料が組み込まれているケースがほとんどで、金の相場から一定のマージンを取って買取価格が設定されており、このマージンが実質的な手数料に相当します。
手数料無料の落とし穴に注意
手数料無料を謳う業者が多い中、注意すべきポイントがあります。
買取価格の設定に注意
手数料無料の業者が多いものの、その分買取金額が下げられていることも考えられるので要注意です。
手数料が無料でも、買取価格自体が相場より低ければ、結果的に損をしてしまいます。
総額で判断することが重要
手数料がない場合でも、その分買取価格を低く設定する業者もいるため、最終的な総額で判断することが重要です。
表面的な手数料の有無だけでなく、実際に手元に入る金額を比較しましょう。
優良業者を見極める5つのポイント
損をしないための業者選びのポイントをご紹介します。
買取価格の透明性
相場に基づいた買取価格を公開している業者を選びましょう。
日々更新される買取価格表を掲載している業者は信頼性が高いと言えます。
手数料の明確な説明
手数料や査定内容についてホームページで細かく説明されていたり、問い合わせた際に納得できる回答をしてくれる業者を選ぶと、より高い価格で金を売りやすくなります。
すべての費用について明確に説明している業者は安心です。
隠れた費用がないか、事前に確認しましょう。
買取実績と評判
買取実績が豊富な金・貴金属の専門店は、知識があるので適正価格で買い取ってもらえる可能性が高くなります。
口コミや評判をチェックし、実績のある業者を選びましょう。
複数社での相見積もり
金を売却する際には、いくつかの店舗で査定を受けて比較することをおすすめします。
店舗によって査定額が異なるため、複数業者に査定を依頼し、最も高く買い取ってくれる店を選ぶとよいでしょう。
最低でも3社以上から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
キャンセル時の対応
査定料や見積書の作成が無料の店を選択するのはもちろん、キャンセルした場合の料金が掛からないかもチェックが必要です。
特に宅配買取の場合は、キャンセル時の返送料についても確認しておきましょう。
買取方法による手数料の違い
買取方法によっても、かかる手数料が異なります。
店頭買取
最も手数料がかからない方法です。
査定後すぐに現金を受け取れるため、振込手数料も不要です。
ただし、店舗まで足を運ぶ必要があります。
出張買取
自宅まで査定員が訪問してくれる便利なサービスです。
多くの業者では出張料無料ですが、一部有料の業者もあるため確認が必要です。
宅配買取
品物を郵送して査定してもらう方法です。
送料や返送料、振込手数料の有無を確認しましょう。
特にキャンセル時の返送料は自己負担となる業者が多いため注意が必要です。
手数料を抑えて高く売るコツ
より良い条件で貴金属を売却するためのポイントをご紹介します。
まとめて売却する
1回の買取量が少ない場合は、スモールバーチャージと呼ばれる手数料が加算されることが多く、結果的に1グラムあたりの買取価格が低くなる傾向があります。
複数の品物がある場合は、まとめて売却することで手数料を抑えられる可能性があります。
相場が高いタイミングで売る
貴金属の相場は日々変動しています。

ただ毎日値動きをチェックしていると、気持ちの面で疲れます。
相場情報をチェックし、高騰しているタイミングで売却することで、より高い金額を得られます。
付属品を揃える
鑑定書や保証書、購入時の箱などの付属品があると、査定額がアップする可能性があります。

買った時のレシートも重要な証拠になります。
清掃してから査定に出す
汚れを落とし、きれいな状態で査定に出すことで、印象が良くなり査定額に好影響を与える場合があります。
よくある疑問
Q. 手数料無料の業者は怪しい?
すべての買取業者において必ず手数料がかかるとは限らないため、「手数料無料=怪しい」とは言い切れず、業者によっては手数料無料と併せてきちんと相場価格に即した金額で買い取っているケースも多いためです。
ただし、買取価格の透明性や実績を確認し、総合的に判断することが重要です。
Q. 刻印のない貴金属も買取してもらえる?
多くの業者では、刻印がなくても専門の分析機器で鑑定し、買取してもらえます。まずは査定に出してみましょう。
Q. 買取金額に税金はかかる?
金・貴金属を売却した際は、買取金額によって税金が発生し、年間50万円の特別控除が適用されているため、基本的には50万円以下の買取金額であれば税金はかかりません。
年間50万円を超える利益が出た場合は、税務申告が必要になる可能性があります。
まとめ
貴金属買取における手数料は、業者選びの重要なポイントです。
しかし、手数料の有無だけで判断するのではなく、実際に手元に入る金額(総額)で比較することが大切です。
買取価格の透明性、手数料の明確な説明、実績と評判、そして複数社での相見積もりを通じて、信頼できる業者を見つけましょう。
適切な業者選びと売却タイミングを見極めることで、大切な貴金属を納得のいく価格で売却できるはずです。
この記事を参考に、損のない貴金属買取を実現してください。


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