うさぎと暮らしていると、名前を呼ぶと駆け寄ってきたり、飼い主の気持ちを察したような行動をとったりと、その賢さに驚かされることがありますよね。
「うちのうさぎって、実は頭がいいのでは?」そんな疑問をお持ちの方も多いはずです。
この記事では、うさぎの知能レベルを人間の年齢に例えるとどのくらいなのか、他の動物と比べてどれほど賢いのか、そしてうさぎが実際にできることについて、詳しく解説していきます。
うさぎの知能は人間でいうと何歳レベル?
結論からお伝えすると、うさぎの知能は人間に例えると約1歳程度と言われています。
人間の1歳児といえば、言葉は話せないものの、自分の気持ちをなんとか伝えようとする時期です。
うさぎに当てはめてみると、不満があると足ダン(スタンピング)をしたり、かまってほしいときには飼い主に近寄ってツンツンしてきたりと、確かに1歳児と似た行動が多く見られます。
脳化指数で見るうさぎの知能レベル
動物の知能を測る指標として「脳化指数(EQ)」があり、うさぎの脳化指数は0.4とされています。
これは脳の重さと体重から算出される数値で、高ければ高いほど知性が発達していると考えられています。
参考までに、他の動物と比較してみましょう:
- 人間: 7.4〜7.8
- チンパンジー: 5.3
- 犬: 1.2(人間の3歳程度)
- 猫: 1.0(人間の1〜2歳程度)
- 馬: 0.9
- うさぎ: 0.4(人間の1歳程度)
この比較から、うさぎは犬や猫よりは低いものの、牛やニワトリよりは高い知能を持っていることがわかります。
うさぎの優れた記憶力
数字だけ見るとそれほど高くない知能レベルに思えるかもしれませんが、実際にうさぎと暮らしてみると「賢いな」と感じる場面は本当に多いものです。
特に記憶力においては、犬よりも高い能力を発揮すると言われています。
うさぎが記憶しやすいこと
うさぎが記憶しやすい事柄には3つの傾向があります:
1. 好きなこと(特に食べ物関連)
食は生死に関わるため、好きな食べ物や食べ物がある場所、食べ物をくれる人のことをしっかりと記憶します。おやつをくれる飼い主を見ると、後ろ足で立ち上がって可愛い顔で見つめてくるのは、過去の経験をちゃんと覚えているからです。
2. 嫌いなこと
嫌いなことや場所もきちんと覚えていて、飼い主が病院へ行くためのキャリーを準備すると逃げてしまったり、病院へ行くと足ダンで怒りだしたりするうさぎが多いです。これは病院がどんなことをする場所なのか、しっかり記憶している証拠です。
3. 飼い主やシチュエーション
飼い主や家を記憶することはもちろん、ある一定のシチュエーションや条件の組み合わせを記憶することができます。そのため、数日から数週間離れていても飼い主を忘れることはありませんし、嫌なことをされると数時間は機嫌が悪くなったりもします。
うさぎができること・賢いと感じる行動
名前を覚える
うさぎは自分の名前を覚えることができます。
名前を呼ぶと反応して駆け寄ってくる姿は、本当に愛らしいものです。
名前を覚えてもらうコツは、名前を呼ぶときには必ずうさぎにとって嬉しいこと(ごはん、おやつ、撫でるなど)をすることです。
簡単な言葉を理解する
「おいで」「ごはん」「いい子」「だめ」など、よく使われる短い言葉は理解します。
ただし、二語以上の文や長い言葉は理解しません。
「ミミちゃん、おいで!」と言えば自分が呼ばれていることを理解して走ってきますが、「ミミちゃん、お父さんのところに行って!」などの複雑なオーダーは理解できません。
トイレを覚える
うさぎは排泄を決まった場所にする習性があります。
そのため、一度トイレの場所を覚えれば、次からはたいていその場所でするようになります。
個体差はありますが、多くのうさぎがトイレのしつけに成功します。
飼い主の気持ちや雰囲気を察する
うさぎは飼い主の気持ちや場の雰囲気をびっくりするほど感じることができます。
お出かけの準備をしていると機嫌が悪くなったり、ブラッシングをしようとしていると察して物陰に隠れたりと、飼い主の行動パターンや声のトーンから状況を判断しています。
簡単な芸を覚える
合図をするとケージに出たり入ったりする芸ができるうさぎもいます。
また、「ラビットホッピング」と呼ばれるうさぎにバーや台などの障害を飛び越えさせるスポーツも有名です。
コミュニケーション能力
自分の「空腹」という感覚を理解し、エサ箱とエサを関連付けて、さらに音をたててアピールすることで飼い主からエサをもらえるとわかっています。
エサ箱を持ち上げながら足を踏み鳴らす行動は、高度なコミュニケーション能力の表れです。
うさぎの知能を伸ばすには?
うさぎの知能を伸ばすために、特別な道具や訓練は必要ありません。
日々のお世話や声かけのちょっとした工夫で知能を伸ばすことができます。
おやつ探しゲーム
おやつ探しは、うさぎの記憶にも残りやすく知能を伸ばすために有効な遊びになります。
飼い主の手の中におやつを隠し、匂いを頼りにどちらの手に入っているか当てさせる遊びや、いくつか穴が開いているボールや円柱状のおもちゃの中におやつを入れる方法があります。
たくさん話しかける
毎日声をかけることで、うさぎは言葉を覚えやすくなります。
ごはんやおやつをあげるとき、撫でるときなど、うさぎにとって嬉しい場面で短い単語を繰り返し使うことで、その言葉を覚えてくれます。
トイレトレーニング
うさぎは自分のおしっこやうんちのにおいがする場所をトイレとして認識する傾向にあります。
この習性を利用して、トイレの中におしっこを含ませたティッシュを入れておくと、トイレの場所を覚えてもらいやすくなります。
個体差があることを理解しよう
トイレ事情に関しては個体差が大きく、ほぼ完璧にトイレでする子もいれば、時々失敗する子、半々程度の子、トイレは2ヶ所派、場所にとらわれないフリーダム派などさまざまです。
同じように、知能や学習能力にも個体差があります。覚えるのが早い子もいれば、時間がかかる子もいます。
大切なのは、その子のペースに合わせて根気強く接してあげることです。
トイレのしつけのポイント
うさぎの知能を測る一つの指標として、トイレのしつけがどれくらいでできるかということがあります。
ここでは効果的なしつけのポイントをご紹介します。
しつけを始める時期
うさぎのトイレのしつけはお迎えをしてから1週間を目処に始めるといいです。
環境の変化に敏感なうさぎは、お迎えしたばかりの時はまだ新しい環境に慣れておらず、ストレスを抱えやすい状態です。
新しい環境に慣れてきたと感じてから始めましょう。
効果的なしつけ方法
うさぎにトイレを覚えてもらう方法は、トイレに排泄物の匂いをつけることです。
うさぎのおしっこを染み込ませたティッシュをトイレの金網やすのこの下に入れましょう。
うんちも何個か入れておきます。
できれば子うさぎをお迎えするときに、その子のおしっこを染み込ませたティッシュをもらい、お迎えした日から入れましょう。
何日か繰り返すうちに、徐々にトイレですることが多くなり、やがてトイレが排泄の場所として定まっていきます。
注意点
トイレを失敗した、なかなか覚えてくれないと焦ったりイライラすることもあるかもしれません。
しかし、飼い主が感情的になってしまううさぎとの関係性や、これまで築いてきた信頼性を失う可能性もでてきます。
大人のうさぎでもトイレは覚えられる?
うさぎは生後4〜5か月ぐらいで大体の習慣が身についてしまいますので、大人のうさぎの場合はこだわりが強く頑固である可能性も高いです。
ですがしっかりとうさぎと向き合って時間と手間をかけてあげれば、大人のうさぎでもトイレのしつけは可能です。
うさぎのおしっこのしつけは何歳からでもできます。
年を取ったから遅い、間に合わないということはありません。
焦らず長い目で見て対処していきましょう。
まとめ:うさぎは思っている以上に賢い!
うさぎの知能は人間の1歳程度と言われていますが、実際にうさぎと暮らしてみると、その記憶力の良さやコミュニケーション能力の高さに驚かされます。
- 名前や簡単な言葉を覚えられる
- トイレを覚えることができる
- 飼い主や過去の経験をしっかり記憶している
- 飼い主の気持ちや雰囲気を察することができる
- 好きなこと・嫌いなことをはっきり覚えている
日々の声かけやおやつ探しゲームなどを通じて、うさぎの知能を伸ばすこともできます。
大切なのは、その子のペースに合わせて根気強く接してあげることです。
うさぎは犬や猫に負けないくらい、人生の良きパートナーになってくれる賢い動物です。
その知能の高さを理解した上で、うさぎとの生活をより豊かに楽しんでくださいね。


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