プラチナの現在の売値相場(2025年12月)
2025年12月時点で、プラチナの1gあたりの価格は約9,086~10,191円程度で取引されています。
プラチナ市場は2024年から2025年にかけて大きな上昇を見せており、投資家や売却を検討している方にとって注目すべきタイミングとなっています。
2025年の価格動向
2024年のプラチナ価格は1月時点で1gあたり約4,800円前後、12月には5,300円付近まで上昇しました。
この傾向は2025年も続いており、2024年後半にはプラチナETFへの資金流入が加速し、12月後半には価格が5,300円台に達しました。
市場専門家によると、プラチナ価格の高騰には複数の要因が影響しています。
主な要因として、南アフリカの供給不安、中国の宝飾需要増加、円安の進行などが挙げられます。
プラチナ価格を決める主要因子
産業需要の変化
プラチナの特徴として、約60%以上が工業用途に使用されている点が挙げられます。
特に以下の分野での需要が価格に大きく影響します:
- 自動車産業:触媒としての利用
- 水素エネルギー分野:燃料電池の電極材料
- 電子機器:半導体製造
- 医療器具:生体適合性の高い素材として
供給と希少性
プラチナは金の埋蔵量の3分の1、年間採掘量は金の20分の1とわずかです。
この希少性が価値を支える大きな要因となっています。
為替レートの影響
プラチナは米ドル建てで取引されるため、円安ドル高の局面ではドル建て価格が同じでも日本国内での円建て価格は上昇します。
逆に円高局面では下落圧力がかかります。
地政学的リスク
主要産出国が南アフリカやロシアなど限られた国に集中しているため、これらの地域での政情不安や生産トラブルが直接価格に影響します。
プラチナの純度と買取価格
プラチナ製品には純度を示す刻印があり、これが買取価格を決定する重要な要素となります。
主な純度表示
- Pt1000/Pt999:純度100%(実際は99.99%程度)
- Pt950:純度95%
- Pt900:純度90%
- Pt850:純度85%
買取価格は「純度に応じた単価 × グラム数」で計算されます。
例えば、Pt900の指輪が5グラムの場合、その日のPt900買取単価が8,000円なら、基本買取価格は40,000円となります。
高額査定を受けるためのポイント
相場のタイミングを見極める
2020年時点では1g3,000円前後だったプラチナは、数年で1,000円以上値上がりしています。
相場は日々変動するため、価格上昇トレンドを見極めることが重要です。
複数の買取店で査定を比較
買取店によって提示される単価は異なります。
大手買取専門店を3〜5店舗比較することで、最も有利な条件を見つけられます。
付属品を揃える
プラチナジュエリーの場合、以下のものがあれば査定額アップの可能性があります:
- 鑑定書・鑑別書
- 購入時の箱やケース
- ブランドの保証書
- ギャランティカード
ダイヤモンドや宝石の価値も評価
プラチナ台にダイヤモンドやエメラルド、ルビーなどが付いている場合、素材価値だけでなく宝石の品質も査定されます。
特に0.3カラット以上の大きな石は別途評価対象となります。
デザイン性を評価してくれる店を選ぶ
有名ブランドのジュエリーやデザイン性の高い製品は、素材価値以上の価格がつく可能性があります。
こうした製品価値を評価できる買取店を選びましょう。
買取店選びの重要ポイント
手数料の確認
一部の買取店では以下のような手数料が発生することがあります:
- 査定手数料
- 精錬費
- 分析料
- 送料(宅配買取の場合)
手数料が発生する店舗では、提示価格から10〜20%差し引かれることもあるため、事前確認が必須です。
計量方法の透明性
信頼できる買取店は、お客様の目の前で国家基準をクリアした計量器を使用して重量を測定します。
計量プロセスが不透明な店舗は避けるべきです。
刻印がない・不明な場合
古いプラチナ製品には刻印がないものや、刻印が薄れているものもあります。
専門的な分析機器を持つ買取店なら、こうした製品でも適切に査定可能です。
今後のプラチナ価格予想
2025年から2030年の見通し
2025年は水素エネルギー分野での利用拡大や、中国経済の回復による需要増加が期待できます。
ただし、供給過剰や代替技術の進歩が価格上昇を抑制する可能性も指摘されています。
供給不足の影響
2022年のWPICのレポートによると、2023〜2024年にかけてプラチナは供給不足気味になり、さらに2026年までに不足が拡大すると予測されています。
供給不足は価格を押し上げる要因となります。
長期的な価値
需要がある限り価値がなくなるということはないと考えられます。
特に脱炭素社会への移行に伴う燃料電池車の普及は、プラチナ需要の新たな柱となる可能性があります。
売却に適したタイミング
短期的な利益確保を重視する場合
過去1年で30%以上の値上がりを記録しており、2024年初頭から保有している方は相当な含み益が発生している可能性があります。
現在の高値水準は売却を検討する好機と言えます。
リスク回避を重視する場合
プラチナは金よりも価格変動が大きい特性があります。
急騰の反動で急落するリスクもあるため、価格変動リスクを避けたい方は高値の今が売り時かもしれません。
長期保有を検討する場合
工業用途の拡大や新技術への応用が見込まれるため、10年以上の長期投資として保有する選択肢もあります。
ただし、金のような「有事の資産」としての安定性は低い点に注意が必要です。
プラチナ買取の流れ
事前準備
- プラチナ製品の刻印を確認
- 鑑定書や付属品を揃える
- 複数の買取店の相場をチェック
査定依頼
- 店頭持込、宅配買取、出張買取から選択
- 本人確認書類を準備(運転免許証、マイナンバーカードなど)
査定
- 専門査定士による計量と純度確認
- ダイヤモンドや宝石の評価(該当する場合)
- 買取価格の提示と説明
契約と支払い
- 査定額に納得したら契約
- 店頭買取の場合は即日現金払いが一般的
- 200万円を超える取引は支払調書が必要
よくある疑問
Q1. 壊れたプラチナも売れますか?
はい、売却可能です。切れたネックレス、曲がった指輪、片方だけのピアスなど、状態に関わらず素材として買取されます。
グラム単価は状態による変動がありません。
Q2. ホワイトゴールドとプラチナの見分け方は?
見た目では区別が難しいため、専門店で鑑定してもらうのが確実です。
刻印がある場合、プラチナは「Pt」、ホワイトゴールドは「K18WG」などと表示されます。
Q3. 古いプラチナで「Pm」の刻印がありますが買取可能ですか?
可能です。昔はプラチナを「Pm」と表記していた時期があります。
現在は「Pt」に統一されていますが、Pm刻印の製品も正式なプラチナとして買取されます。
Q4. プラチナと金のコンビリングは買取できますか?
はい、買取可能です。それぞれの素材を分けて計量し、プラチナ部分と金部分を個別に査定して合算した金額が提示されます。
Q5. 税金はかかりますか?
プラチナの売却益が年間50万円を超える場合、譲渡所得として課税対象になる可能性があります。
また、200万円を超える取引は税務署への支払調書提出が義務付けられています。
まとめ:プラチナを高く売るための戦略
2025年のプラチナ市場は、供給不安や工業需要の高まりから歴史的な高値圏で推移しています。
この好機を活かして売却を検討する場合、以下のポイントを押さえましょう:
- 相場を毎日チェック:プラチナ価格は日々変動します
- 複数店舗で比較:買取店によって単価に差があります
- 手数料の有無を確認:表示価格と実際の支払額が異なる場合も
- 付属品を揃える:鑑定書があれば査定額アップの可能性
- 信頼できる専門店を選ぶ:透明性の高い査定プロセスが重要
プラチナは金よりも価格変動が大きい貴金属です。
短期的な利益確保を目指すなら現在の高値水準は絶好のタイミング、長期的な資産形成を考えるなら今後の産業需要拡大を見据えた保有継続も選択肢となります。
ご自身の財務状況や投資方針に合わせて、最適な売却タイミングを見極めてください。

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