タイミーでスキマ時間にバイトをしている方、住民税の申告について正しく理解していますか?
「確定申告は不要だったから大丈夫」と思っていても、実は住民税の申告が別途必要なケースがあります。
この記事では、タイミー利用者が知っておくべき住民税の基礎知識から、具体的な申告・納付方法まで詳しく解説します。
タイミー収入と住民税の基本
住民税とは?所得税との違い
住民税は、居住する都道府県と市区町村に納める地方税で、前年の所得に基づいて計算されます。
所得税が国に納める国税であるのに対し、住民税は地域の行政サービスの財源となる地方税です。
重要なポイント:
- 住民税は前年1月1日~12月31日の所得に対して課税される
- 納付は翌年の6月から開始される
- 確定申告とは別に、住民税の申告が必要になるケースがある
タイミーの報酬は何所得?
タイミーで得た報酬は、基本的に「給与所得」として扱われます。
日給9,300円以上の場合は所得税が源泉徴収されるため、税金が天引きされた状態で報酬を受け取ります。
タイミーの所得区分:
- 雇用契約に基づく報酬:給与所得
- 業務委託契約(2022年3月で終了):事業所得または雑所得
【パターン別】住民税申告が必要なケース
副業でタイミーを利用している会社員

確定申告をする場合
- タイミーの給与収入が年間20万円を超える場合は確定申告が必要
- 確定申告をすれば、住民税の申告は別途不要
- 確定申告のデータが自動的に市区町村に連携される
確定申告をしない場合(年間20万円以下)
- 所得税の確定申告は不要だが、住民税の申告は必要
- お住まいの市区町村役場に住民税の申告書を提出する
- 申告期間は確定申告と同じ2月16日~3月15日
タイミーを本業としている方(学生・フリーター等)
確定申告が必要なケース:
- 年間収入が48万円を超える場合
- 基礎控除48万円を超えると確定申告が必要になる
住民税の申告について:
- 確定申告をすれば住民税の申告は不要
- 年収がおおよそ100万円を超えると住民税が課税される
- 所得税が非課税でも住民税は課税されることがある
確定申告と住民税申告の重要な違い
多くの方が見落としがちなのが、所得税と住民税の申告ルールの違いです。
所得税の「20万円ルール」は住民税に適用されない
所得税には「給与所得者で副業所得が20万円以下なら確定申告不要」という規定がありますが、この制度は住民税には存在しません。
つまり、副業収入が20万円以下でも:
- 所得税の確定申告:不要
- 住民税の申告:必要
この点を理解していないと、申告漏れになってしまいます。
確定申告をすれば住民税申告は不要
逆に言えば、確定申告をした場合は住民税の申告は必要ありません。
そのため、副業収入が20万円以下でも、あえて確定申告をする方が手続きとしては簡単になります。
確定申告をするメリット:
- 住民税の申告が別途不要になる
- 源泉徴収された税金が還付される可能性がある
- 一度の手続きで済むため手間が省ける
住民税の納付方法
特別徴収と普通徴収の違い
住民税には2つの納付方法があります。
特別徴収(給与天引き)
- 会社員の場合、本業の給与から毎月天引きされる
- 6月から翌年5月までの12回に分けて納付
- 会社が住民税を代わりに納付してくれる
普通徴収(自分で納付)
- 納付書が自宅に届き、自分で納付する
- 年4回(6月・8月・10月・翌年1月)に分けて納付
- 個人事業主や確定申告で「自分で納付」を選択した場合
タイミーの副業は会社にバレる?
副業が会社にバレる主な原因は「住民税の増加」です。
給与所得(タイミー)の場合の注意点:
- タイミーの報酬は給与所得のため、原則として普通徴収を選択できない
- 多くの自治体では副業の給与も本業に合算して特別徴収する
- 住民税額が増えることで、会社に副業の存在が知られる可能性がある
普通徴収にできるケース:
- 業務委託契約(雑所得・事業所得)の場合は普通徴収を選択可能
- 確定申告書で「自分で納付」を選択する
- ただし、自治体によって対応が異なる場合がある
住民税申告の具体的な手続き方法
必要な書類
タイミーで働いた場合:
- タイミーアプリから取得できる源泉徴収票
- マイページから確認・印刷が可能
- 複数の勤務先がある場合は全ての源泉徴収票が必要
その他の必要書類:
- 本業の源泉徴収票(副業の場合)
- マイナンバーカードまたは通知カード
- 身分証明書
- 印鑑
申告の手順
確定申告をする場合:
- 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
- 必要事項を入力(全ての収入を合算)
- 確定申告書第二表「住民税に関する事項」を記入
- 副業の住民税を「給与から差引き」または「自分で納付」を選択
- 2月16日~3月15日の期間に提出
住民税のみ申告する場合:
- お住まいの市区町村役場の税務課に問い合わせ
- 住民税申告書を入手(窓口またはホームページ)
- 必要事項を記入し、源泉徴収票を添付
- 2月16日~3月15日の期間に提出
納付のタイミング
普通徴収の場合:
- 6月中旬:納税通知書と納付書が届く
- 第1期:6月末
- 第2期:8月末
- 第3期:10月末
- 第4期:翌年1月末
特別徴収の場合:
- 5月中旬:会社に通知書が届く
- 6月~翌年5月:毎月の給与から天引き
申告しないとどうなる?リスクと罰則
無申告のリスク
タイミーなどの事業者は、誰にいくら給与を支払ったかという情報(給与支払報告書)を税務署や市区町村に提出しています。
「申告しなくてもバレない」ということはありません。
無申告の場合のペナルティ:
- 延滞税が課される
- 無申告加算税が課される(本来の税額の15~20%)
- 住民税の申告漏れにより保険料の算定にも影響
- 国民健康保険加入者は保険料が正しく計算されない
- 後から遡って追徴される可能性
少額でも申告が必要
「少額だから申告しなくても大丈夫」という考えは危険です。
金額にかかわらず、申告義務がある場合は必ず申告しましょう。
過去の未申告分はどうする?
もし過去年度分の申告を忘れていた場合は、できるだけ早く申告することが重要です。
対処方法:
- 過去の源泉徴収票をタイミーアプリから取得
- 該当年度分の確定申告書を作成
- 所轄の税務署に相談
- 必要に応じて税理士に依頼
早めに対応することで、ペナルティを最小限に抑えることができます。
タイミーで働く学生の注意点
扶養控除と103万円の壁
学生の方は親の扶養に入っているケースが多く、年収103万円を超えると扶養から外れてしまいます。
103万円の内訳:
- 基礎控除:48万円
- 給与所得控除:55万円
- 合計:103万円
扶養から外れると:
- 親の税負担が増える(扶養控除がなくなる)
- 自分自身に所得税・住民税がかかる
住民税の非課税ライン
住民税には所得税とは別の非課税ラインがあります。
- 多くの自治体で年収100万円前後が目安
- 自治体によって基準が異なる
- お住まいの市区町村に確認するのが確実
よくある疑問(FAQ)
Q1. 副業収入が年間10万円でも住民税の申告は必要?
A. はい、必要です。所得税の確定申告は不要でも、住民税の申告は別途必要になります。
Q2. 確定申告をすれば住民税の申告は不要ですか?
A. はい、確定申告をした場合、その情報が市区町村に自動的に連携されるため、別途住民税の申告は不要です。
Q3. タイミーの源泉徴収票はどこで確認できる?
A. タイミーアプリのマイページから確認・印刷が可能です。
Q4. 住民税を払い忘れたらどうなる?
A. 延滞税が加算されます。納付書が届いたら期限内に必ず納付しましょう。
Q5. 副業でタイミーをしていることは会社にバレますか?
A. タイミーの報酬は給与所得のため、住民税の増加から会社に知られる可能性があります。普通徴収を選択できないケースが多いため注意が必要です。
まとめ:正しい申告で安心してタイミーで働こう
タイミーで働く際の住民税について、重要なポイントをまとめます。
覚えておきたい3つのポイント:
- 所得税の「20万円ルール」は住民税に適用されない
- 副業収入が20万円以下でも住民税の申告は必要
- 確定申告をすれば住民税申告は不要になる
- 給与所得は原則として普通徴収を選択できない
- タイミーの報酬は給与所得
- 副業を会社に知られたくない場合は慎重な対応が必要
- 申告は必ず期限内に行う
- 申告期間は2月16日~3月15日
- 無申告はペナルティのリスクあり
タイミーは手軽にスキマ時間を活用できる便利なサービスですが、税金の申告は適切に行う必要があります。
不安な場合は、お住まいの市区町村役場や税務署に相談するか、税理士に依頼することをおすすめします。
正しく申告して、安心してタイミーでの働き方を楽しみましょう!


コメント