夏の強い日差しから肌を守り、優雅な佇まいを演出する高級日傘。
近年では紫外線対策や熱中症予防の観点から、男女問わず注目を集めています。
しかし、数万円から10万円を超えるものまで価格帯が幅広く、どのように選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、高級日傘の魅力から選び方のポイント、人気ブランド、そして長く愛用するためのお手入れ方法まで、詳しく解説します。
高級日傘とは?その価値と魅力
高級日傘は、一般的な日傘と比べて素材、機能性、デザイン性のすべてにおいて格段に優れています。
価格帯としては1万円以上のものを指すことが多く、特に3万円以上のアイテムは職人の手仕事による逸品が多く見られます。
高級日傘が選ばれる理由
卓越した機能性
高級日傘は遮光率99.99%以上、UVカット率99%以上という高い性能を誇ります。一般的なUVコーティング日傘の寿命が2〜3年であるのに対し、高品質な素材を使用した高級日傘は10年以上使用できるものもあり、長期的に見るとコストパフォーマンスにも優れています。
洗練されたデザイン
ファッションの一部として楽しめる美しいデザインが魅力です。エレガントなレースをあしらったもの、伝統的な型絵染を施したもの、シンプルで都会的なものまで、持つ人の個性を引き立てる多彩なラインナップがあります。
確かな品質と耐久性
カーボン製の骨組みや高密度に織り上げられた生地など、細部まで妥協のない素材選びにより、強度と軽さを両立。骨の本数が12〜16本のものは、美しいシルエットと耐風性を実現しています。
ブランドの価値
皇室御用達の前原光榮商店や、老舗傘メーカーの小宮商店など、長い歴史と確かな技術を持つブランドの製品は、単なる日用品を超えた特別な存在感を放ちます。
高級日傘の選び方|5つの重要ポイント
遮光率・UVカット率で選ぶ
日傘選びで最も重視すべきは機能性です。
遮光率
可視光線を遮る度合いを示す数値で、涼しさに直結します。
- 1級遮光:99.99%以上
- 完全遮光:100%(生地の状態での測定値)
遮光率が高いほど濃い影ができ、体感温度が涼しく感じられます。
真夏の熱中症対策として使用するなら、遮光率99%以上のものを選びましょう。
UVカット率
紫外線をカットする性能を示します。日焼けやシミを防ぎたい方は、UVカット率99%以上のものがおすすめです。高級日傘の多くは99.99%以上の高い数値を実現しています。
遮熱率
太陽の熱を遮る性能も重要です。最新技術を用いた日傘では、真夏の炎天下でも最大6℃の温度低下を実証したものもあります。遮熱率60%以上あれば、暑さ対策として十分な効果が期待できます。
素材とコーティングで選ぶ
生地素材
- ポリエステル系:遮光性・UVカット性に優れ、お手入れが簡単
- 綿・麻:通気性がよく、ナチュラルな風合いが魅力。ただし紫外線カット率はやや低め
- シルク:高級感があり軽量だが、デリケートでお手入れに注意が必要
暑さ対策を目的とするなら、裏地にコーティングが施された日傘に注目しましょう。
遮光やUVカットだけでは日差しによる熱のこもりを十分に防げない場合があるため、とくに真夏の屋外ではコーティングの有無が快適さを大きく左右します。
骨の素材
高級なものに多く用いられるのはカーボン製で、軽さと強さを兼ね備えています。アルミやグラスファイバーも軽量性に優れていますが、カーボンは特に高級日傘で好まれる素材です。
サイズとタイプで選ぶ
長傘タイプ
- メリット:大きめのサイズで広範囲をカバー、開閉が簡単、美しいシルエット
- デメリット:持ち運びに場所を取る
- おすすめな人:車移動が多い方、フォーマルなシーンで使用したい方
折りたたみタイプ
- メリット:バッグに収納できる、持ち運びが便利
- デメリット:開閉にやや手間がかかる、サイズが小さめ
- おすすめな人:電車通勤の方、毎日持ち歩きたい方
親骨の長さは、女性なら50〜55cm、男性なら60〜65cmが一般的です。
身長や体格に合わせて選ぶことで、より快適に使用できます。
色とデザインで選ぶ
色による機能の違い
- 黒色:太陽光や地面の照り返しを吸収するため紫外線防止効果が高いが、表面が熱を持ちやすい
- 白色:太陽光を反射するため温度上昇が緩やかで涼しいが、紫外線カット効果がやや弱い
- 表白×裏黒:両方のメリットを活かした配色。高級日傘でよく見られる組み合わせ
デザインの選び方
- 20代:レースやフリルをあしらった華やかなデザイン
- 30〜40代:シンプルで洗練された大人のデザイン
- 50代以降:高級感のある上質な素材と落ち着いた色合い
ファッションとのコーディネートを考えると、ベージュ、ネイビー、グレーなどのベーシックカラーは幅広いシーンで活躍します。
骨の本数と構造で選ぶ
骨の本数は耐風性とフォルムに影響します。
高級感を演出するなら12〜16本程度がおすすめです。
骨の本数が多いほど傘のシルエットが美しく、丸みのあるエレガントなフォルムになります。
一方で6〜8本骨の日傘は、構造がシンプルで重量も抑えられているため、軽量性を重視する方に適しています。
高級日傘の人気ブランド8選
前原光榮商店(東京)
昭和23年創業、皇室御用達の傘専門ブランド。
昔から伝わる製法を受け継いで作られており、生地を織る工程から丁寧に仕上げられた傘には、高級感が漂います。
ころんとした輪状の持ち手と、丸みのあるフォルムが特徴。
綿の平織り生地を使用したものは、麻のようなざっくりとした風合いで、タッセルが飾られたエレガントなデザインが人気です。
価格帯:2万円〜5万円
小宮商店(東京)
1930年から洋傘を製造する老舗。伝統的な型絵染を用いた繊細でモダンなデザインが魅力です。
表地と裏地を色違いの型絵染で染めあげた華やかさが特徴で、熟練の職人が丁寧に作りあげる傘は、圧倒的な美しさを誇っています。
共生地の傘袋は巾着の形になっており、使っていないときも可愛らしいデザインです。
持ち手への名入れサービスもあり、特別な一本として長く愛用できます。
価格帯:2万5千円〜6万円
AARA(アーラ)
昭和11年創業の老舗高級傘ブランド。
遮光率・紫外線遮蔽率99.99%以上を誇る完全遮光の折りたたみ傘が人気です。
中骨には美しいゴールドのカラー骨が使用されており、飽きのこない無地デザインと豊富なカラーバリエーションで性別を問わず使用できます。
職人が丁寧に仕立てた商品は修理にも対応しており、上質で長く愛用できる一本です。
価格帯:1万5千円〜4万円
芦屋ロサブラン
完全遮光にこだわった日傘ブランド。
100%遮光生地を使用し、徹底的に紫外線をカットします。
シンプルで洗練されたデザインと、確かな機能性を両立。
折りたたみタイプから長傘まで幅広いラインナップがあり、軽量性にも優れています。
美容意識の高い女性から絶大な支持を得ています。
価格帯:1万円〜3万円
サンバリア100
完全遮光・紫外線100%カットを実現したブランド。
独自開発の3層構造生地により、紫外線・赤外線・可視光線のすべてをカットします。
シンプルなデザインながら機能性は最高峰で、一度使うと手放せなくなるという口コミが多数。
入手困難なほどの人気を誇ります。
価格帯:1万2千円〜1万8千円
Wpc.(ダブリューピーシー)
モダンなデザインと高い機能性を兼ね備えた人気ブランド。
遮光率99.99%以上、遮熱率50〜60%の高性能モデルを展開しています。
軽量でコンパクトな折りたたみタイプが充実しており、晴雨兼用の使い勝手の良さも魅力。
デザインのバリエーションが豊富で、ファッション感覚で選べます。
価格帯:3千円〜1万5千円
ホワイトローズ × SPACECOOL
老舗傘メーカー・ホワイトローズと放射冷却素材「SPACECOOL」で共同開発した高性能日傘。
宇宙に熱を放出することで、電力を使わずに気温よりも涼しくできる新素材を使用しています。
業界トップレベルの冷却性能を誇り、遮熱率75〜80%を実現。
一般的なUVコーティング日傘の寿命が2〜3年であるのに対し、10年以上の耐候性能があります。
価格帯:2万円〜3万5千円
Waterfront(ウォーターフロント)
日本の老舗傘ブランド。
独自の三層ラミネート加工により、遮光・UVカット・遮熱性に優れた晴雨兼用傘を展開しています。
高級感のあるデザインながら、手の届きやすい価格帯で人気。
機能性とコストパフォーマンスのバランスが良く、初めての高級日傘としてもおすすめです。
価格帯:5千円〜2万円
晴雨兼用と日傘専用、どちらを選ぶ?
晴雨兼用傘のメリット
- 1本で2役、荷物が減らせる
- 天候の変わりやすい日も安心
- 撥水加工により、急な雨にも対応
日傘専用のメリット
- 軽量で持ち歩きやすい
- デザインの選択肢が豊富
- 通気性が良く、蒸れにくい
毎日バッグに入れて持ち歩くなら晴雨兼用、車移動が多く軽さを重視するなら日傘専用がおすすめです。
高級日傘を長持ちさせる3つのコツ
せっかくの高級日傘、できるだけ長く美しい状態で使いたいですよね。
ここでは、お手入れと保管のポイントをご紹介します。
使用後は必ず乾燥させる
晴雨兼用傘を雨の日に使った場合は、帰宅後すぐに開いた状態で陰干ししましょう。
濡れたまま保管すると、汚れや黄ばみ、カビの原因になります。
日傘専用のものも、汗や湿気を含んでいるため、定期的に陰干しすることをおすすめします。
汚れはこまめに拭き取る
表面の汚れは、柔らかい布で優しく拭き取りましょう。
シルクや麻、綿素材の日傘は特にデリケートなので、水洗いは避け、乾いた布で拭くのが基本です。
ポリエステル系の生地なら、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き取り、その後水拭きしてしっかり乾燥させます。
正しく保管する
完全に乾燥させてから、通気性の良い場所に保管します。
直射日光が当たる場所や高温多湿の場所は避けましょう。
生地がくっついている時に無理やり開くと素材を傷めるため、傘を開く前に優しくほぐしてから使用してください。
防水スプレーの使用について
シルクや麻・綿素材などの日傘に防水スプレーを使うと染みになる可能性があるため使用は避けましょう。購入時にすでに適切な加工が施されているため、そのまま使用するのがベストです。
男性にもおすすめ!メンズ日傘の選び方
近年、男性の日傘使用が増えています。
熱中症対策や頭皮の紫外線ケアとして、健康管理の面からも注目されています。
メンズ日傘を選ぶポイント
- サイズ:親骨60〜65cm以上の大きめサイズ
- 色:ネイビー、黒、グレーなどのシックな色
- デザイン:シンプルで無地、またはストライプ柄
- 機能:遮光率99%以上、軽量性も重視
ビジネスシーンで使うなら、スーツに合うシンプルなデザインの長傘がおすすめ。
カジュアルに使うなら、折りたたみタイプで持ち運びが便利なものを選びましょう。
高級日傘は最高のギフトアイテム
高級日傘は、母の日、父の日、敬老の日、誕生日など、様々なシーンでのギフトとして喜ばれます。
ギフトとして選ぶ際のポイント
- 相手のファッションスタイルに合わせた色・デザイン
- 持ち運び方法(車移動が多いか、電車通勤か)を考慮したタイプ選び
- 年齢に応じたデザインの選択
- 晴雨兼用なら実用性が高く喜ばれやすい
皇室御用達ブランドや老舗メーカーの日傘は、贈る人の心遣いが伝わる特別感のあるギフトになります。
まとめ|高級日傘で上質な夏を
高級日傘は、単なる日除けアイテムではありません。
優れた機能性で健康を守り、洗練されたデザインで装いを格上げし、長年使える品質で経済的でもある、まさに投資価値のあるアイテムです。
選び方のポイントは、遮光率・UVカット率などの機能性を最優先しつつ、自分のライフスタイルに合ったサイズとタイプ、そして長く愛用できるデザインを選ぶこと。
前原光榮商店や小宮商店などの老舗ブランドは伝統と品質を、芦屋ロサブランやサンバリア100は最新の機能性を、そしてWpc.やWaterfrontはデザインと機能のバランスを重視する方におすすめです。
この夏、お気に入りの高級日傘を手に入れて、上質で快適な日々を過ごしてみませんか?
正しいお手入れをすれば10年以上使えるものも多く、長い目で見れば十分に価値のある投資となるはずです。
あなたにぴったりの一本が、素敵な夏の相棒となりますように。

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