近年の記録的な猛暑により、小学生の登下校時の熱中症対策が大きな課題となっています。
「日傘って小学生に必要なの?」「学校で禁止されていないか心配」と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小学生向け日傘の選び方から学校での使用状況、実際の効果まで、保護者が知っておきたい情報を詳しく解説します。
なぜ今、小学生に日傘が必要なのか
子供は大人より熱中症リスクが高い
小学生は大人と比べて体温調節機能が未熟で、身長が低いため地面からの照り返しの影響を受けやすく、熱中症になりやすい特徴があります。
環境省も夏季の暑さ対策として日傘の活用を推進しており、持ち歩ける日陰として日傘の効果が注目されています。
実際に導入している学校や自治体も増加
栃木県壬生町の壬生小学校では、コロナ禍をきっかけに登下校時の日傘使用を推奨し、現在も熱中症対策として継続しています。
埼玉県熊谷市では2022年に市内の全小学生9000人に日傘を配布するなど、自治体レベルでの取り組みも広がっています。
子供用日傘を販売する傘メーカーでは、2025年1月から6月までの販売数が前年比170%に達するなど、需要が急増しています。
学校での日傘使用ルールを確認しよう
学校によって対応が異なる現状
日傘の使用可否は各学校の判断に委ねられており、対応はさまざまです。
積極的に推奨する学校がある一方で、「手がふさがって危険」「視界が遮られる」などの理由で禁止している学校もあります。
一部の学校では無地のみ許可、柄物は不可といった細かいルールを設けているケースもあるため、購入前に必ず学校に確認することが重要です。
使用が認められた場合の注意点
日傘を使用する際は、以下の点に注意が必要です。
- 歩きながら正しく日差しを遮る使い方を練習する
- 他の児童にぶつからないよう周囲に気を配る
- 傘の先端で人を傷つけないよう扱い方を指導する
- 信号待ちなど立ち止まる場所での使用を優先する
特に低学年の場合、最初は大人と一緒に練習することをおすすめします。
小学生向け日傘の選び方|6つのポイント
身長に合ったサイズを選ぶ
サイズ選びは安全性と快適性の両方に関わる最重要ポイントです。
身長別の目安サイズ(親骨の長さ)
- 身長90~105cm(4~5歳):45cm
- 身長105~120cm(小学校低学年):50cm
- 身長120~140cm(小学校中学年):55cm
- 身長140cm以上(小学校高学年):58cm
大きすぎる傘は重くて扱いにくく、小さすぎると十分に日差しを遮れません。
子供の成長に合わせて買い替えることを前提に選びましょう。
UVカット率・遮光率をチェック
日傘の性能を示す重要な指標です。
- UVカット率99%以上:紫外線をしっかり遮断
- 遮光率99%以上:光を効果的にカット
- 遮熱効果:日傘の下の体感温度を下げる
これらの機能が高いほど、熱中症対策として効果的です。
完全遮光タイプは特に遮熱効果が高く、木陰のような涼しさを実感できます。
晴雨兼用タイプが便利
急な天候変化にも対応できる晴雨兼用傘が実用的です。
撥水加工が施されているため、雨の日も使えて使い分ける手間がありません。
年間を通して活用できるため、コストパフォーマンスも優れています。
安全性を考慮した機能
小学生が使う傘として、以下の安全機能は必須です。
透明窓付き
前方の視界を確保でき、周囲の状況を把握しやすくなります。
反射テープ・反射プリント
薄暗い時間帯でも車から認識されやすく、交通安全に貢献します。
安全ストッパー
指を挟みにくい設計で、開閉時の事故を防ぎます。
丸い露先(つゆさき)
傘の先端が丸くなっているタイプは、他の児童にぶつかっても怪我をしにくい設計です。
軽量で丈夫な素材
親骨にグラスファイバーやカーボンを使用した傘は、軽量で折れにくい特徴があります。
重量は300~400g程度が目安で、低学年でも持ち運びしやすい重さです。
親骨の本数が多いほど耐久性は上がりますが、その分重くなるため、8本骨程度がバランスが良いでしょう。
子供が気に入るデザイン
お気に入りのデザインなら、子供も積極的に使ってくれます。
ただし、学校のルールで無地のみ許可されている場合もあるため、シンプルなデザインと柄物、両方の選択肢を検討しましょう。
視認性の観点から、パステルカラーなど明るい色のほうが車から発見されやすく安全です。
長傘vs折りたたみ傘|どちらを選ぶべき?
長傘のメリット・デメリット
メリット
- 開閉が簡単で低学年でも扱いやすい
- 傘面が大きく日差しをしっかり遮れる
- 耐久性が高い
デメリット
- 使わないときに邪魔になる
- ランドセルに入らない
折りたたみ傘のメリット・デメリット
メリット
- ランドセルやバッグに収納できる
- 使わないときは場所を取らない
デメリット
- たたむのに慣れが必要
- 傘面がやや小さめ
- 長傘より重い場合がある
おすすめの選び方
- 低学年・毎日使う:長傘
- 高学年・予備として:折りたたみ傘
- 理想は両方持たせて使い分け
人気の子供用日傘ブランド
kukka hippo(クッカヒッポ)
小川株式会社が展開する子供用日傘ブランド。
累計販売本数10万本を突破した人気シリーズで、晴雨兼用・UVカット率99%以上・遮光率99%以上を実現しています。
折りたたみタイプはトートバッグ型の収納袋付きで、きちんとたたまなくても収納できる工夫がされています。
カバさん型の反射プリントや安全カバー付きなど、子供目線の機能が充実しています。
a.s.s.a(エイエスエスエイ)
完全遮光・UVカット100%の高性能日傘。
反射テープと透明窓で安全性を確保しながら、シンプルなデザインで学校のルールにも対応しやすい特徴があります。
CONVERSE(コンバース)
スポーツブランドらしいカジュアルなデザイン。
身長に応じた3サイズ展開で、ジャンプ式の簡単開閉が特徴です。
おしゃれを意識する高学年にも人気があります。
日傘以外の熱中症対策も組み合わせよう
日傘だけでなく、複合的な対策が効果的です。
帽子との併用
日傘が使えない場合や、両手を空けたい場面では、UVカット機能付きの帽子が有効です。
特に遮熱効果のある帽子は、かぶるだけで体感温度を下げる効果があります。
水分補給
こまめな水分補給は熱中症予防の基本です。
登下校中も水筒を持たせ、のどが渇く前に飲む習慣をつけましょう。
ネッククーラー・アイスリング
首元を冷やすアイテムも人気です。
28度以下で自然に固まるタイプは、繰り返し使えて経済的です。
ランドセル背中パッド
背中の蒸れを軽減し、快適性を向上させます。
メッシュ素材や冷感素材のものが効果的です。
よくある日傘に関する疑問を解決
Q. 日傘は何歳から使える?
一般的に4歳頃から自分で傘を持てるようになりますが、低学年のうちは扱い方を練習する必要があります。
Q. 男の子も日傘を使う?
購入者データでは男子が23%、女子が77%ですが、熱中症対策として男子の使用も増えています。小学生の約7割が日傘を使用したいと回答しているアンケート結果もあります。
Q. 価格の目安は?
子供用日傘の平均価格は3000円~4000円程度です。機能性とコストのバランスを考慮して選びましょう。
Q. お手入れ方法は?
使用後は陰干しで乾かし、汚れは柔らかい布で拭き取ります。定期的なメンテナンスで長持ちさせることができます。
Q. 学校で禁止されている場合は?
まずは学校と対話し、熱中症対策の重要性を伝えることも検討しましょう。禁止の理由を聞いた上で、安全な使用方法を提案することで、ルール見直しのきっかけになることもあります。
まとめ|子供の健康を守る選択を
小学生の日傘は、単なるファッションアイテムではなく、命を守る熱中症対策の重要なツールです。
日傘選びのチェックリスト
- ☑ 子供の身長に合ったサイズ
- ☑ UVカット率・遮光率99%以上
- ☑ 晴雨兼用タイプ
- ☑ 透明窓・反射テープなど安全機能
- ☑ 軽量で丈夫な素材
- ☑ 学校のルールに適合するデザイン
猛暑が続く現代、子供たちの健康を守るために日傘は有効な選択肢です。
学校のルールを確認しながら、適切な日傘を選び、正しい使い方を教えることで、安全で快適な登下校を実現しましょう。
年々厳しくなる暑さに対応するため、今から準備を始めることをおすすめします。


コメント