楽天証券でプラチナに投資する方法を徹底解説|積立・ファンド・ETFの違いと選び方

投資

インフレや地政学リスクへの備えとして、「実物資産」への注目が高まっています。

なかでもプラチナは、金(ゴールド)よりも希少性が高く、宝飾品だけでなく自動車触媒など産業用途でも需要があることから、中長期の分散投資先として改めて脚光を浴びています。

本記事では、楽天証券でプラチナに投資する3つの方法(純金積立・投資信託・ETF)をわかりやすく比較し、手数料・メリット・デメリット・税制まで詳しく解説します。

「どれを選べばいいの?」という疑問にもズバリお答えします。

楽天証券でプラチナに投資できる3つの方法

楽天証券では、プラチナへの投資手段が大きく3つあります。

それぞれ特徴や向いている人が異なるので、まず全体像を把握しましょう。

純金積立(プラチナ積立)

楽天証券の「金・プラチナ・銀」積立サービスを使えば、毎月1,000円という少額からプラチナを積み立てることができます。

毎営業日少しずつ買い付けるドルコスト平均法で、価格変動リスクを抑えながら長期保有できるのが特徴です。

  • 最低積立金額:月1,000円〜(定額積立)または月1グラム〜(定量積立)
  • 購入手数料:売買代金の1.65%(税込)
  • 売却手数料:無料(0円)
  • 楽天カードのクレカ積立(定額積立のみ):積立額の0.5%が楽天ポイントで還元
  • 純度99.95%以上のプラチナ地金を消費寄託で保有(倒産時も資産保全の仕組みあり)

「楽天カードで積み立てるだけでポイントが貯まる」点は、楽天経済圏を活用している方にとって大きな魅力です。

また、長期保有(5年超)すると税制上優遇される点も注目です。

楽天・プラチナ・ファンド(投資信託)

2026年1月に楽天証券が取り扱いを開始した「楽天・プラチナ・ファンド(為替ヘッジなし)」は、プラチナを主要投資対象とした国内初の投資信託です。

プラチナ価格の値動きをとらえることを目指すETF等に投資するファンドで、NISAの成長投資枠にも対応しています。

  • 購入時手数料:無料(ノーロード)
  • NISA成長投資枠:対応(非課税で投資可能)
  • 為替リスク:あり(ヘッジなし)
  • 特徴:プラチナを対象とした投資信託として国内初の商品

投資信託として運用されるため、少額から購入でき、NISAを活用した非課税運用が可能です。

純金積立と異なり、現物の受け取りはできませんが、手軽さと税制メリットが魅力です。

プラチナETF(上場投資信託)

楽天証券では、東京証券取引所に上場するプラチナETFも購入できます。

株式と同様に証券コードで取引でき、市場価格でリアルタイムに売買できる点が特徴です。

  • 取引時間中いつでも売買可能(市場価格で取引)
  • NISA成長投資枠:対応
  • 株式取引と同じ感覚で操作できる

相場を見ながらタイミングを計って売買したい方や、すでに株式投資に慣れている方に向いています。

3つの方法を比較する:どれがあなたに向いている?

3つの投資方法を目的別に整理すると、次のように考えることができます。

  • 「とにかく手軽に、ポイントも貯めながら」→ 楽天カードを使った純金積立(プラチナ積立)
  • 「NISAで非課税運用したい、現物にこだわらない」→ 楽天・プラチナ・ファンド
  • 「相場を見ながら機動的に売買したい」→ プラチナETF

純金積立は売却手数料が無料で、楽天カードのクレカ積立にも対応しているため、楽天ユーザーにとって特に使いやすい選択肢です。

一方、NISA口座で非課税メリットを最大化したい場合は、投資信託(楽天・プラチナ・ファンド)やETFが有力です。

楽天証券でプラチナ積立を始める手順(ステップガイド)

ここでは最も手軽な「純金積立(プラチナ積立)」を例に、口座開設から積立開始までの流れを解説します。

STEP 1:楽天証券の口座を開設する

楽天証券の公式サイトから総合口座を開設します。

本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証)を用意すれば、スマホから最短当日で申し込みが完了します。口座開設自体は無料です。

STEP 2:金・プラチナ・銀取引サービスに申し込む

ログイン後、トップメニューから「金・プラチナ」を選択し、サービスの申し込みを行います。

取引説明書の確認・同意が必要ですが、手続きはすべてオンラインで完結します。

STEP 3:積立の種類と金額を設定する

「定額積立」(月1,000円〜)か「定量積立」(月1グラム〜)を選択し、毎月の積立金額を設定します。

楽天カードで決済する場合は「楽天カードクレジット決済」を選ぶと、積立額の0.5%が楽天ポイントで還元されます。

申込期限は毎月20日の午前7時で、翌月の第1営業日から積立が開始されます。

STEP 4:あとは自動で積み立てられる

設定が完了すれば、毎営業日自動で少しずつ買い付けが行われます。

価格が下がった局面にスポット購入(1,000円〜)で追加買い付けをすることもできます。

売却もオンラインで完結し、売却手数料は無料です。

楽天証券でプラチナに投資するメリット・デメリット

メリット

  • 月1,000円という少額から始められる低い参入障壁
  • 楽天カードのクレカ積立で0.5%の楽天ポイント還元(業界初対応)
  • 売却手数料が無料で、出口コストを抑えられる
  • 消費税がかからない(ロンドン市場で買付・保管のため)
  • 倒産時でも資産が保全される安心の仕組み(消費寄託+資産分別管理)
  • 5年超の長期保有で税制優遇(課税が軽減される)
  • スマホ・PCから申込〜売却まですべて完結

デメリット・注意点

  • 購入時に手数料(売買代金の1.65%)がかかる
  • プラチナ価格は金価格や景気、自動車産業の動向に左右されやすく、価格変動リスクがある
  • 純金積立はNISAに対応していない(非課税枠を使いたい場合はファンド・ETFを検討)
  • クーリングオフ(契約解除)の対象外
  • 現物(地金)の受け取りは金・プラチナのみ可(銀は不可)。発送料2,200円(税込)がかかる

プラチナ投資の魅力:なぜ今注目されているのか

プラチナは「白金」とも呼ばれ、宝飾品としてなじみ深い貴金属ですが、投資対象としても独自の魅力を持っています。

圧倒的な希少性

プラチナの年間採掘量は金の約1/15程度とされており、供給量は極めて限られています。

さらに世界生産の70%以上を南アフリカ共和国が担っているため、地政学リスクや生産障害が価格に直接影響します。

希少性の観点では、金よりもプラチナのほうが上回るとも言えます。

供給不足が続く見通し

世界プラチナ投資協会(WPIC)のデータによれば、生産量の減少と宝飾品需要の増加などを主な要因として、プラチナは今後も供給不足が続く見通しです。

需給バランスの引き締まりは、中長期的な価格上昇圧力につながる可能性があります。

金との価格差に注目

歴史的には金よりも高値で推移していたプラチナですが、2015年以降は金価格を下回る水準が続いています。

この価格差の逆転は、自動車排ガス触媒需要の変化などが背景にあります。

長期的な視点では「金を保有しながら、相対的に割安なプラチナにも分散投資する」という戦略も考えられます。

税制について:プラチナ投資の課税はどうなる?

プラチナ積立(純金積立)で得た利益は「譲渡所得」として扱われ、保有期間によって課税方法が異なります。

  • 保有期間5年以内:短期譲渡所得として総合課税(給与収入等と合算して税率が決まる)
  • 保有期間5年超:長期譲渡所得として課税が軽減(利益の1/2だけが課税対象)

また、楽天証券の金・プラチナ取引はロンドン市場での買付・保管となるため、購入時に消費税がかかりません(手数料には消費税がかかります)。

投資信託やETFとして購入した場合は申告分離課税(20.315%)が適用されます。

税制については税務専門家にご確認ください。

まとめ:楽天証券のプラチナ投資は「少額・手軽・ポイント還元」が強み

楽天証券でのプラチナ投資は、月1,000円という少額から始められる手軽さに加え、楽天カードのクレカ積立によるポイント還元、売却手数料無料、倒産時の資産保全など、安心して始められる仕組みが揃っています。

どの方法を選ぶかは、あなたの目的次第です。

「とにかく手軽に積み立てたい&ポイントも貯めたい」なら純金積立(プラチナ積立)、「NISAで非課税運用したい」なら楽天・プラチナ・ファンド、「相場を見ながら機動的に動きたい」ならETFという形で使い分けるのが賢明です。

プラチナは株式や債券と異なる値動きをする「実物資産」であり、ポートフォリオの分散先として優れた役割を果たします。

今後の供給不足や地政学リスクも踏まえ、資産の一部をプラチナで保有することを検討してみてはいかがでしょうか。

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