うさぎを飼っている方なら必ず知っておきたいのが「適温」です。
可愛らしい見た目とは裏腹に、うさぎは温度変化にとても敏感な動物。
適切な温度管理ができていないと、命に関わる事態になることもあります。
この記事では、うさぎの適温から季節別の対策、緊急時の対処法まで、温度管理のすべてを詳しく解説します。
うさぎの適温は20-24℃、湿度は40-60%が基本
✅うさぎが最も快適に過ごせる環境
- 温度:20-24℃
- 湿度:40-60%
この温度帯を維持することで、うさぎはストレスなく健康的に過ごすことができます。
なぜこの温度なのか?
うさぎは犬や猫とは異なり、汗をかくことができません。
体温調節は主に耳の毛細血管から行うため、環境温度に大きく依存しています。
野生のうさぎは地中の巣穴で暮らし、年中ほぼ一定の温度環境に慣れ親しんできたため、急激な温度変化は大きなストレスとなるのです。
品種・年齢別の適温の違い
品種による違い
- 小型種(ネザーランドドワーフなど):22-25℃(やや高め)
- 中型種(ホーランドロップなど):20-24℃
- 大型種(フレミッシュジャイアントなど):18-22℃(やや低め)
年齢による違い
- 子うさぎ(生後6ヶ月未満):24-26℃(体温調節機能が未熟)
- 成うさぎ(6ヶ月-5歳):20-24℃
- シニアうさぎ(5歳以上):22-25℃(代謝が低下するため)
うさぎが暑がっている・寒がっているサインを見逃すな
暑がっているときのサイン
✅軽度の症状
- 体をべったりと床に伸ばして寝る
- 耳が赤くなり、熱を持つ
- 呼吸が荒くなる
- 食欲が落ちる
✅危険な症状(熱中症の可能性)
- ぐったりして動かない
- 水を飲もうとしない
- よだれが出る
- けいれんを起こす
寒がっているときのサイン
- 体を丸めて動かない
- 毛を逆立てて震えている
- ケージの隅でじっとしている
- 耳が冷たくなる
- 食欲が落ちる
季節別の温度管理完全ガイド
春(3-5月)の温度管理
注意点:朝晩の寒暖差が激しい時期
✅対策方法
- 1日数回の温度チェック(朝、昼、夜)
- 必要に応じてエアコンやヒーターで調整
- 換毛期なのでブラッシングを強化
- 温度計をケージの近くに設置
夏(6-8月)の温度管理
注意点:熱中症のリスクが最も高い
✅対策方法
- エアコンで25℃以下をキープ
- 冷感マットの設置(嫌がる子もいるので様子を見ながら)
- 風通しの良い場所にケージを移動
- 凍らせたペットボトルをタオルで包んでケージ周辺に置く
- 水の交換回数を増やす
緊急時の対処法
熱中症の症状が見られたら、すぐに体を冷やしながら動物病院へ。
濡れタオルで体を包み、特に耳を重点的に冷却します。
秋(9-11月)の温度管理
注意点:再び寒暖差が激しくなる
✅対策方法
- 春と同様の対策
- 冬の準備として暖房器具の点検
- 換毛期の2回目なのでブラッシング強化
冬(12-2月)の温度管理
注意点:低体温症のリスク
✅対策方法
- エアコンやペット用ヒーターで20℃以上をキープ
- ケージの位置を窓から離す(隙間風を避ける)
- 毛布やフリースでケージの一部を覆う
- 湿度にも注意(乾燥しすぎると呼吸器系に負担)
正しい温度測定方法
温度計の設置場所
- うさぎが過ごす高さ(床から30cm程度)
- ケージの近く、でも直射日光が当たらない場所
- エアコンの風が直接当たらない位置
おすすめの温度計
デジタル温湿度計を使用し、最高・最低温度が記録できるタイプが理想的です。
効果的な温度管理グッズ
夏用グッズ
- 冷感マット:アルミ製やジェル状のもの
- 冷却スプレー:ケージ周辺に使用
- 扇風機:直接風を当てず、空気循環用として
冬用グッズ
- ペット用ヒーター:低温やけどしにくいタイプ
- 保温マット:ケージの下に敷くタイプ
- 毛布・フリース:天然素材がおすすめ
緊急時の対処法
熱中症の応急処置
- すぐに涼しい場所に移動
- 濡れタオルで体を包み、特に耳を冷やす
- 冷やしながら動物病院へ直行
- 無理に水を飲ませない
低体温症の応急処置
- 暖かい場所に移動
- 毛布やタオルで包む
- カイロなどで間接的に温める
- 意識がない場合は即座に動物病院へ
よくある疑問(FAQ)
Q. エアコンの設定温度は何度にすればいい?
A. 人間が少し涼しいと感じる25-26℃に設定し、うさぎのいる場所の実際の温度を測定して調整してください。
Q. 夜中もエアコンをつけっぱなしにするべき?
A. はい。うさぎの健康のためには24時間の温度管理が必要です。
電気代を気にする場合は、省エネタイプのエアコンや設定温度を少し上げるなどで調整しましょう。
Q. 停電時の温度管理はどうすればいい?
A. 夏は凍らせたペットボトル、冬はカイロやお湯のペットボトル(タオルで包む)で応急的に対応し、長時間続く場合は一時的に温度管理ができる場所への避難を検討してください。
まとめ|うさぎの健康は適切な温度管理から
うさぎの適温管理は、単なる快適さの問題ではなく、命に関わる重要事項です。
✅重要なポイント
- 適温は20-24℃、湿度40-60%を維持
- 品種・年齢に応じた細かい調整が必要
- 季節の変わり目は特に注意深く観察
- 暑さ・寒さのサインを見逃さない
- 緊急時の対処法を事前に把握しておく
毎日のちょっとした観察と適切な温度管理で、うさぎと長く幸せな時間を過ごしましょう。
体調の変化に気づいたら、迷わず動物病院に相談することも大切です。

