はじめに:なぜ今、銀投資が注目されているのか
近年、金価格が過去最高値を更新する中で、「次は銀の時代」という声が投資家の間で高まっています。
銀価格は2025年に入り1トロイオンスあたり30ドル前後で推移し、過去5年間で約70%も上昇しています。
この記事では、SBI証券を使った銀投資の方法について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
投資信託やETF、積立投資など、自分に合った投資方法を見つけてください。
銀投資の魅力と将来性
産業需要の急拡大
銀は導電性や反射性、抗菌性に優れた金属で、半導体や太陽電池、電気自動車(EV)など幅広い産業で使用されています。
特に太陽光発電やEVの普及拡大により、銀の産業需要は今後さらに増加すると予測されています。
供給不足の深刻化
世界の銀市場では、需要増加に対して供給が追いついていない状況が続いています。
2025年の世界の銀不足量は約1.876億オンスに達し、これは年間採掘量の約2割に相当します。
銀鉱山の採掘可能年数は約20年とされており、中長期的な価格上昇が期待できる状況です。
金との価格連動性
銀は「金の弟分」とも呼ばれ、金価格の上昇に連動して価格が上がる傾向があります。
金価格が高値圏で推移する現在、銀への投資妙味が増していると言えるでしょう。
SBI証券で銀投資を始める3つの方法
SBI証券では、主に3つの方法で銀投資を行うことができます。
それぞれの特徴を理解し、自分の投資スタイルに合った方法を選びましょう。
銀ETF(上場投資信託)
ETFは証券取引所に上場している投資信託で、株式と同じようにリアルタイムで売買できます。
主な銀ETF銘柄
- 【1542】純銀上場信託(愛称:銀の果実)
- 信託報酬:0.55%
- 新NISA成長投資枠対象
- 国内で銀現物を保管する安心感
- 最低投資金額:約4,000円から
- 【1673】WisdomTree銀上場投資信託
- 信託報酬:0.49%
- 新NISA対象外
- コスト面で【1542】より有利
- 米国ETF【SLV】iシェアーズ シルバー・トラスト
- 世界最大級の銀ETF
- 高い流動性で売買しやすい
- 新NISA成長投資枠対象
- 過去5年間の平均リターン:年率10.41%(米ドルベース)
ETF投資のメリット
- リアルタイムで売買可能
- 信託報酬が年0.5%前後と低コスト
- NISA口座なら売買手数料無料(対象銘柄)
- 少額(4,000円程度)から始められる
- 現物保管の手間やコストが不要
銀積立投資
SBI証券では、月1,000円から銀の積立投資が可能です。
毎月決まった金額を自動的に積み立てることで、ドルコスト平均法により価格変動リスクを抑えながら投資できます。
銀積立の特徴
- 最低投資額:月1,000円から
- 定額買付または定量買付(最低10g)が選択可能
- ほぼ24時間(営業日8:30~翌5:00)取引可能
- 一定量に達すれば現物転換も可能
こんな方におすすめ
- コツコツと長期投資したい方
- 投資タイミングを考えるのが苦手な方
- 将来的に銀の現物を手にしたい方
スポット取引
価格の動きを見ながらタイミングを選んで購入したい方には、スポット取引がおすすめです。
SBI証券なら、5秒ごとに更新される参考価格を確認しながら、15秒間固定された価格で取引できます。
SBI証券で銀投資を始める手順
ステップ1:口座開設
まだSBI証券の口座をお持ちでない方は、まず証券総合口座を開設しましょう。
オンラインで簡単に申し込みができ、最短で即日取引が可能です。
銀積立やスポット取引を利用する場合は、証券総合口座とは別に「金・プラチナ取引口座」の開設が必要です。
ステップ2:入金
即時入金やリアルタイム入金を利用すれば、振込手数料無料で24時間いつでも入金できます。
対応銀行には住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、楽天銀行などがあります。
ステップ3:銘柄の選択と購入
ETFの場合
- SBI証券のサイトにログイン
- 銘柄検索で「1542」「1673」「SLV」などのコードを入力
- 注文画面で数量と価格を指定して発注
銀積立の場合
- 金・プラチナ取引口座にログイン
- 積立設定画面で月々の積立額を設定
- 引き落とし日を選択(毎月25日までに設定)
SBI証券で銀投資をするメリット
手数料の優遇
- 国内ETF:NISA口座なら売買手数料無料
- 米国ETF:NISA口座なら売買手数料無料、為替手数料も無料
- 銀積立:2021年7月から取引手数料を引き下げ
豊富な商品ラインナップ
国内ETF、米国ETF、銀積立、スポット取引など、多様な投資方法から選択できます。
投資スタイルや資金に応じて柔軟に対応可能です。
現物転換サービス
SBI証券の銀積立では、積み立てた銀を現物として引き出すことができます。
「一定数量到達通知」を設定すれば、現物転換可能な数量に達したタイミングでメールが届きます。
新NISA対応
【1542】純銀上場信託や米国ETF【SLV】は新NISA成長投資枠の対象です。
非課税で運用益を受け取れるため、長期投資に最適です。
銀投資の注意点とリスク
価格変動リスク
銀価格は金以上に変動が大きい傾向があります。
工業需要の影響を受けやすく、景気動向によって価格が大きく変動することがあります。
為替リスク
米国ETFに投資する場合、為替変動の影響を受けます。
円高になると円換算での価値が目減りする可能性があります。
信託報酬
ETFには年0.49~0.55%程度の信託報酬がかかります。
長期保有する場合は、この運用コストも考慮に入れましょう。
現物不足
2025年6月時点で、銀インゴットは供給不足により店頭での購入が困難な状況が続いています。
現物投資を希望する場合は、ETFや積立投資からスタートすることをおすすめします。
銀投資を成功させるポイント
長期的な視点を持つ
銀は短期的な価格変動が大きい資産です。
産業需要の拡大や供給不足という中長期的なトレンドを見据えて、焦らず投資することが重要です。
分散投資を心がける
銀だけでなく、金やプラチナなど他の貴金属、株式、債券などと組み合わせてポートフォリオを構築しましょう。
【1676】WisdomTree貴金属バスケット上場投資信託なら、金・銀・プラチナ・パラジウムに分散投資できます。
ドルコスト平均法の活用
積立投資でドルコスト平均法を活用すれば、高値掴みのリスクを軽減できます。
価格が下がったときに多く買い、上がったときは少なく買うことで、平均購入単価を抑えられます。
情報収集を怠らない
銀価格は世界経済や産業動向の影響を受けます。
EV市場や太陽光発電の普及状況、銀鉱山の生産動向など、関連ニュースをチェックしましょう。
よくある疑問(FAQ)
Q1. 銀投資と金投資、どちらが良いですか?
金は安全資産として価格が安定している一方、銀は産業需要の影響で高いリターンを狙える可能性があります。リスク許容度や投資目的に応じて、両方に分散投資するのも一案です。
Q2. 新NISAで銀投資はできますか?
はい、【1542】純銀上場信託や米国ETF【SLV】は新NISA成長投資枠の対象です。ただし、【1673】など一部のETFはNISA対象外なので注意が必要です。
Q3. 銀積立とETF、どちらがおすすめですか?
コツコツ積み立てたい方や将来的に現物を手にしたい方は銀積立、リアルタイムで売買したい方や低コストを重視する方はETFがおすすめです。
Q4. 少額から始められますか?
はい、ETFなら約4,000円から、銀積立なら月1,000円から投資できます。初心者の方でも気軽に始められる金額設定です。
Q5. SBI証券以外の証券会社でも銀投資はできますか?
楽天証券やマネックス証券でも同様の銀ETFや銀積立サービスを提供しています。各社の手数料やサービス内容を比較して選びましょう。
まとめ:SBI証券で賢く銀投資を始めよう
銀投資は、産業需要の拡大と供給不足という追い風を受け、中長期的な成長が期待できる投資先です。
SBI証券なら、ETF、積立投資、スポット取引など多様な方法で銀投資を始められます。
特に新NISA対応のETFや手数料無料の優遇措置を活用すれば、効率的に資産形成できるでしょう。
少額から始められるので、まずは月1,000円の積立投資やETF1口の購入から、銀投資の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
ただし、価格変動リスクを理解し、長期的な視点と分散投資を心がけることが成功のカギです。
この記事を参考に、自分に合った銀投資のスタイルを見つけてください。


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