水道料金の値上げ|本質は違うと思う

社会時事

コロナ渦中なのに、なぜ神奈川県横浜市は水道料金値上げをするのか?

他にも埼玉県川口市も水道料金を値上げする事になりました。

赤池町や夕張市のような地方自治体が財政破綻をしたので、財政破綻を避けるためかなって思っていました。

ところが、決算書を見るのが好きなので、横浜市と川口市を見たら、おかしな点を見付けました。

地方自治体が財政破綻を避けるためかと思っていた

地方自治体が財政破綻をすると、次のような事が指摘されていました。

  • 交番が減る
  • 公園のゴミが増える
  • 病院が減る

実際、かなり昔に、福岡県赤池町や北海道夕張市が財政破綻をしました。

財政破綻後、そこで暮らす住民にとって、お金の面で苦労しています。

今回の横浜市や川口市の水道料金の値上げというニュースを聞いて、地方自治体が財政破綻を避けるためかなって思っていました。

福岡県赤池町の例から学ぶ

1992年に福岡県赤池町は財政破綻をしました。

すると、そこで起きた事は次の事です。

  • 水道料金15%値上げ
  • 下水処理費用2倍
  • 役所に(真夏なのに)クーラーがない
  • 補助金はカット

役所にクーラーがないって事は、真夏は本当にキツイですよね。

職員もキツイでしょうけど、住民にとっても心苦しいでしょう。

今はどうかは知りませんが。

北海道夕張市の例から学ぶ

北海道夕張市も財政破綻をしました。

破綻後、そこで起きた事は次の事です。

  • 住民税値上げ
  • 下水道料金値上げ
  • 軽自動車税値上げ

夕張市を調べてみると、今も廃墟みたいな町のようです。

水道料金の値上げ|本質は違う

例えば横浜市ですが、水道管交換やダムのために20年間で100億円必要なので、水道料金を値上げしないといけないんですって言っています。

それは本当なのか?

そこで、横浜市の予算・決算を見る事にしました。

すると、明らかにおかしな点を見付けました。

それは、横浜市の「新市庁舎整備事業の推進」で412億円投入される事になっている点です。

果たして、それって本当に必要な事なのでしょうか?

このお金があれば、横浜市の水道料金を値上げする必要はないはずです。

川口市も、8億円減収になったので、延期していたけれど、値上げしますという事になりました。

そこで、川口市の予算・決算を見る事にしました。

ここも明らかにおかしな点を見付けました。

それは、川口市の「新庁舎建設事業」で80億円投入されている事でした。

それって、本当に必要な事ですか?順番が逆だと思います。

税金を納めているのは誰ですか?庁舎にお金を先に使うのでなく、住民のために水道にお金を回しなさいよ!

なので、税金が納得行くような使われ方をしているのかを、住民は指摘しないといけないのかも知れませんね。

まとめ

水がないと生活ができないので、水道管交換やダムは必要です。

そのためのお金も必要です。

ですが、税金を納める住民のためにお金を先に回さず、自分達(公務員)の仕事の場である庁舎にお金を回すとは、いかがなものか。

建物が老朽化しているのは分かりますが、人口は確実に減っている訳なので、お金を使わないやりかたを模索しないとダメでしょ、普通に。

使わなくなった中学校を使うとかあると思います。

多分、横浜市や川口市だけでなく、他の地方自治体も同じやり方で水道料金を値上げするのではないかなって、私は危惧します。

タイトルとURLをコピーしました