家庭用の包丁で、切れ味が悪くなる度に、わざわざ遠くに足を運んで持って行きたくない。
簡単なら初心者の自分でも研いでみたいという人向けに、解説します。
コンビネーション砥石があれば初心者でも研げます
私も包丁研ぎの初心者なのですが、実家に住んでいる時、父親が自分で研いでいました。
砥石は3つあって、キッチンか風呂場で包丁を研いでいる姿を良く見ていました。
父親は口数が少ない人でしたので、私はただ見るだけでした。
ですが、記憶がありましたので、とりあえず砥石だけでも揃えようと思い、ホームセンターでコンビネーション砥石を見付けまして、包丁研ぎをやってみたら、案外簡単でした。
包丁研ぎに必要な道具
包丁研ぎに必要な道具は、以下4つです。
- 砥石
- 水
- 布巾
- 固定台
絶対必要な物は、砥石と水ですね。これさえあれば、案ずるより産むがやすし。
やってみる事です。
砥石
砥石は大きく分けて3つあります。
- 荒砥(あらど)(80~600番)
- 中砥(なかど)(700~2000番)
- 仕上げ砥(ど)(3000番~)
家庭用の包丁(万能包丁ばんのうぼうちょう、両刃包丁)であれば、荒砥と中砥だけあれば十分切れ味が戻ります。
仕上げ砥は刀位の切れ味が欲しい向けらしいです、父親が言うには。
ただ、初心者は何番を使えば良いのか分かりませんので、コンビネーション砥石(荒砥と中砥がくっついた物)1つあれば大丈夫です。
ちなみに、私は色弱(緑色に対して識別がしにくいらしい)なので、砥石に番号を書き込んでいます。
私の砥石はホームセンターで売られていた物で、与板利器(よいたりき)工業㈱の商品です。
砥石の番号は荒砥が220番、中砥が1200番で、肉類を綺麗に切れる位の切れ味にしてくれます。
コンビネーション砥石について
通販で探すと、与板利器工業㈱のコンビネーション砥石がありません。
アマゾン、楽天、ヨドバシドットコム、ヤフーショッピングで探しましたが、ありませんでした。
与板利器工業㈱以外の商品で、貝印はサイズが小さいですし、減りが早かったり、欠けていたりしているらしいです。
また、販売・製造が中国の場合、番号が合っていない事が多いと口コミされています。
ですので、コンビネーション砥石だけは、お近くのホームセンターで与板利器工業㈱の商品を探されてみて下さい。
水
研ぐ際に、水を補給するために必要となります。
布巾はなくても大丈夫
水場でやるなら、布巾はなくても大丈夫です。
滑り止め代わりに使いたい人は、用意して下さい。
固定台はなくても大丈夫
包丁を水平に遂げれば良いので、固定台がなくても大丈夫です。
私の場合は、テーブルの上で行いました。
包丁研ぎのやり方
初めて包丁研ぎをやる方は、先ずは北海道の刃物専門「宮文」の動画2本をサラッと観ておいて下さい。作業の流れが把握できます。
私も宮文の動画を観てから、実際にやってみました。めちゃめちゃ参考になる動画です。
包丁研ぎの概ねのやり方は、以下の通りです。
- 荒砥と中砥を5分間水に浸す
- 荒砥で、同じ角度で、同じ部位を研ぐ
- 荒砥で、マクレ(カエリ)が出るまで研ぐ
- マクレを取るために中砥で研ぐ
荒砥では研ぐ際、同じ部位を20回研ぐのがポイントです。
まとめ
初心者が包丁研ぎをしたい場合は、コンビネーション砥石を先ずは揃える事です。
肉類を綺麗に切りたいなら、中砥は1000番位は欲しいですね。
やってみたら案外簡単ですよ。