プラチナ投資信託おすすめ完全ガイド|ETF・ファンドの選び方と注意点を徹底解説

投資

はじめに:なぜ今、プラチナ投資信託が注目されているのか

資産運用の世界で「金(ゴールド)」への関心が高まる一方、もう一つの貴金属として注目を集めているのが「プラチナ」です。

プラチナは宝飾品としてのイメージが強いですが、実際には自動車の排ガス浄化装置(触媒)や電子部品、医療機器など産業用途にも広く使われており、需要の多様性が投資面でも魅力とされています。

さらに2026年1月21日には、国内初となるプラチナに直接投資する投資信託「楽天・プラチナ・ファンド(為替ヘッジなし)」が設定され、これまでETF(上場投資信託)しか選択肢がなかったプラチナ投資に新たな窓口が生まれました。

新NISAの成長投資枠にも対応しており、少額から非課税でプラチナへの投資が可能になっています。

この記事では、「プラチナ 投資信託 おすすめ」と検索する方に向けて、現在選べる商品の比較・特徴の整理から、投資する際のリスクや注意点まで、わかりやすく解説します。

プラチナ投資の基礎知識:金(ゴールド)との違いとは?

プラチナ投資を検討するうえで、まず金との違いを理解しておくことが重要です。

金とプラチナはどちらも「貴金属」に分類されますが、その性格は大きく異なります。

金は採掘量が限られており、リスク回避的な投資家から「安全資産」として扱われることが多く、株式市場が大きく下落する局面でも相対的に堅調なパフォーマンスを示す傾向があります。

一方プラチナは、工業需要の比率が高いため、景気の動向に影響を受けやすい側面があります。

また、世界のプラチナ生産の約7割以上が南アフリカに集中しており、政治情勢や鉱山の稼働状況によって供給が大きく左右されるという地政学的リスクも持ち合わせています。

さらに、金に比べてプラチナの市場規模は小さく、投資家の参加者数も少ないため、価格変動が大きくなりやすい傾向があります。

これはハイリターンの可能性を意味する反面、ハイリスクでもあることを示しています。

供給面では、WPICのデータによると生産量の減少と宝飾品需要の増加などを主な要因として、今後プラチナは供給不足が続く見通しとなっており、中長期的な価格上昇を期待する声もあります。

プラチナに投資する方法は主に4つ

プラチナへの投資手段は大きく以下の4つに分けられます。

① 現物購入(プラチナ地金・コイン)
店頭でプラチナ地金やコインを直接購入する方法です。手元に実物を持てる安心感がある反面、盗難リスクや保管コスト、まとまった購入資金が必要という点がデメリットです。田中貴金属での試算では、7gのプラチナ硬貨(約12万円相当)を購入した場合の手数料は約4,400円(約3.67%)に上り、それだけの値上がりがないと手数料負けになるリスクがあります。

② プラチナ積立
毎月一定額のプラチナを積み立てる方法です。ネット証券では最低1,000円から始められ、ドルコスト平均法によって価格変動のリスクを分散できます。楽天証券などでは売却時の手数料も無料で対応しています。

③ ETF(上場投資信託)
証券取引所に上場されており、株式と同じように取引できます。現在、国内のプラチナETFとして代表的な銘柄は以下の2本です。

  • 1541:純プラチナ上場信託(現物国内保管型)(三菱UFJ信託銀行)
  • 1674:WisdomTree 白金上場投資信託

また、米国市場ではPPLT(Aberdeen Standard Physical Platinum Shares ETF)PLTM(GraniteShares Platinum Trust)なども選択肢に挙がります。

海外ETFはコストを抑えた選択肢として、コスト重視の投資家に比較対象とされることが多い銘柄です。

④ 投資信託(非上場型)
証券取引所に上場されていない通常の投資信託です。2026年1月からいよいよ国内でも「楽天・プラチナ・ファンド」として選べるようになりました。

おすすめ商品1:楽天・プラチナ・ファンド(為替ヘッジなし)

商品概要

「楽天・プラチナ・ファンド(為替ヘッジなし)」は、2026年1月21日に設定された国内初のプラチナを主要投資対象とする投資信託です。

楽天投信投資顧問が運用し、楽天証券のみで購入できます。

主な特徴

  • 新NISAの成長投資枠に対応しており、非課税で投資可能
  • 海外のプラチナ現物に連動するよう設計されており、プラチナ価格の上昇を直接享受できる
  • 為替ヘッジなしのため、円安局面ではさらなるリターンが期待できる(円高時はリターンが目減りするリスクもある)
  • 100円程度の少額から積立・購入が可能

向いている人

プラチナ投資を手軽に始めたい初心者や、新NISAで非課税の恩恵を最大限に活かしたい方、積立での長期保有を検討している方に適した商品です。

おすすめ商品2:純プラチナ上場信託(現物国内保管型)[1541]

商品概要

三菱UFJ信託銀行が運用するETFで、実際に国内でプラチナ地金を保管して裏付け資産としています。

東証に上場しており、証券コード「1541」で株式と同じように売買できます。

主な特徴

  • 実物のプラチナ地金を国内で保管しているため、透明性が高い
  • 信託報酬は低く抑えられており、長期保有に向いている
  • リアルタイムで売買可能なため、価格変動に対して柔軟に対応できる

向いている人

株式取引に慣れており、プラチナ価格の動向を見ながら機動的に売買したい中級者以上の投資家に向いています。

おすすめ商品3:WisdomTree 白金上場投資信託 [1674]

商品概要

WisdomTreeシリーズの一環として提供されているプラチナETFです。

海外でも同シリーズが展開されており、国際的に認知度が高いブランドです。

主な特徴

  • 金・銀・プラチナの全てに低コストで投資できるWisdomTreeシリーズの一つ
  • 「WisdomTree貴金属バスケット上場投資信託(1676)」を使えば金・銀・プラチナすべてに分散投資することも可能
  • SBI証券・楽天証券など主要ネット証券で取り扱い

向いている人

貴金属全体への分散投資に興味があり、プラチナ単体だけでなく金・銀もまとめてポートフォリオに組み込みたい方に向いています。

投資信託 vs ETF:どちらを選ぶべきか?

プラチナへの投資手段として「投資信託」と「ETF」のどちらを選ぶべきか、迷う方も多いでしょう。

それぞれの特徴を整理すると次のようになります。

投資信託(楽天・プラチナ・ファンドなど)の強みは、注文が1日1回の基準価額での取引となるため価格に振り回されにくく、積立設定がしやすい点にあります。

また、楽天カードなどのクレジットカード積立に対応しているため、ポイント還元を受けながら積み立てられるメリットもあります。

ETFの強みは、市場が開いている間はリアルタイムで売買でき、価格変動に対して即座に対応できる点にあります。

また、信託報酬のコスト感も低い商品が多く、長期保有でのコスト効率は良好です。

どちらが優れているという絶対的な答えはなく、積立による長期投資を志向するなら投資信託、機動的に売買したいならETFという選び方が一つの基準になります。

NISAでプラチナ投資はできる?

結論からいうと、新NISAの成長投資枠を使ってプラチナ投資は可能です。

ただし、利用できる商品や条件は限られます。

「楽天・プラチナ・ファンド(為替ヘッジなし)」は新NISAの成長投資枠に対応しており、通常約20%かかる運用益への税金が非課税になります。

ETF(1541や1674)についても、成長投資枠で購入できる場合がありますので、購入前に各証券会社のNISA対応銘柄リストを確認しておくことをおすすめします。

なお、2026年度の税制改正要望として検討されている「プラチナNISA」とは、65歳以上の高齢者を対象とした新たな少額投資非課税制度のことであり、プラチナ(貴金属)への投資とは直接関係がありません。

混同しないよう注意が必要です。

プラチナ投資のリスクと注意点

リスク1:価格変動リスク

プラチナは金よりも価格変動が大きく、景気の影響を受けやすい資産です。

世界的な景気後退局面では自動車産業などの工業需要が落ち込み、プラチナ価格が下落するリスクがあります。

ポートフォリオ全体の5〜10%程度を目安にサテライト資産として組み入れるのが、一般的な分散投資の考え方です。

リスク2:為替変動リスク

「楽天・プラチナ・ファンド(為替ヘッジなし)」のような為替ヘッジなし商品は、円高になると運用リターンが目減りします。

国際的なプラチナ価格は米ドル建てで表示されるため、円高局面ではドル建て資産の円換算評価額が下がることに注意が必要です。

リスク3:地政学リスク

プラチナの産地は南アフリカに大きく偏っており、政情不安や鉱山ストライキなどが供給量に直接影響します。

これは長期的には供給不足を招く可能性がある一方、短期的には予測困難な価格変動をもたらすリスクでもあります。

リスク4:元本割れリスク

投資信託・ETFはいずれも元本保証がありません。

プラチナ価格が下落すれば保有資産の評価額も下がります。

余裕資金の範囲内で、リスク許容度を確認したうえで投資することが大切です。

プラチナ投資を始めるのに適した証券会社

楽天証券は、国内初のプラチナ投資信託「楽天・プラチナ・ファンド」の唯一の取扱い証券会社であり、楽天カードによるクレカ積立(積立額の0.5%がポイント還元)も利用できます。

純金積立も1,000円から始められ、ETFと投資信託の両方をカバーしたい方に特におすすめです。

SBI証券は、プラチナ関連のETF(1541・1674)を取り扱っており、国内最大規模の証券会社として口座数も多く、安定性や使いやすさの面で定評があります。

100万円以内の取引手数料無料プランも魅力です。

マネックス証券・松井証券なども主要なプラチナ関連ETFを取り扱っているため、既存口座があれば追加でプラチナ投資を始めることができます。

プラチナをポートフォリオに組み込むメリット

プラチナは株式や債券と値動きの相関が低い資産です。

株式市場が大きく下落する局面でも必ずしも連動して下落するわけではないため、ポートフォリオ全体のリスク分散効果が期待できます。

またプラチナはインフレに強い実物資産としての側面もあります。

物価上昇局面では現物資産の価値が維持・上昇する傾向があるため、インフレヘッジとしての機能も注目されています。

資産運用の基本は「分散」です。

株式・債券中心のポートフォリオに、プラチナのような実物資産を少量加えることで、より安定した資産形成が期待できます。

まとめ:プラチナ投資信託の選び方

2026年時点でのプラチナ投資信託・ETFの選び方をまとめると、次のようになります。

まず、積立投資を希望し、NISAを活用したい方には「楽天・プラチナ・ファンド(為替ヘッジなし)」が最有力の選択肢です。

国内初のプラチナ投資信託として、楽天証券のみで購入可能です。

リアルタイムでの売買や機動的な取引を希望する方には、「1541:純プラチナ上場信託(現物国内保管型)」が向いています。

国内保管の現物裏付け型ETFとして信頼性も高いです。

貴金属全体への分散投資を考えている方には、WisdomTreeシリーズのETF(1674・1676)を活用することで、金・銀・プラチナをまとめてポートフォリオに取り込めます。

いずれの場合も、投資はリスクを伴います。プラチナは価格変動が大きい資産であることを念頭に置き、余裕資金の範囲内でポートフォリオの一部として取り組むことを心がけましょう。

投資判断に際しては、各証券会社の目論見書を必ず確認してから行うことをおすすめします。

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