日傘の布製品が注目される理由
近年、紫外線対策への意識の高まりとともに、日傘の需要が急増しています。
その中でも特に「布製」の日傘は、その自然な風合いと機能性の高さから多くの人に選ばれています。
布製日傘は、ビニールやPVC素材と比べて通気性に優れ、蒸れにくいという特徴があります。
また、天然繊維を使用したものは肌触りが良く、環境にも優しいという点で注目を集めています。
さらに、デザインのバリエーションも豊富で、ファッションアイテムとしても楽しめるのが魅力です。
布製日傘の主な素材とその特徴
綿(コットン)製日傘
綿素材の日傘は、柔らかな肌触りと吸湿性の高さが特徴です。
天然繊維ならではの優しい風合いがあり、カジュアルなファッションにもよく馴染みます。
メリット:
- 肌触りが良く快適
- 吸湿性に優れている
- 染色しやすくカラーバリエーションが豊富
- 比較的安価で入手しやすい
デメリット:
- UVカット加工なしでは紫外線遮蔽率が低め
- 水に濡れると乾きにくい
- シワになりやすい
綿製日傘を選ぶ際は、UVカット加工が施されているものを選ぶことが重要です。
加工なしの綿は紫外線を約70%程度しか防げませんが、加工済みのものなら90%以上の遮蔽率を実現できます。
麻(リネン)製日傘
麻素材は、涼しげな見た目と優れた通気性で夏の定番となっています。
天然繊維の中でも特に強度が高く、長持ちするのが特徴です。
メリット:
- 通気性が抜群で涼しい
- 速乾性に優れている
- 丈夫で長持ち
- ナチュラルで上品な風合い
デメリット:
- シワになりやすい
- 価格がやや高め
- 色落ちしやすい場合がある
麻の日傘は特に湿度の高い日本の夏に適しており、持っているだけで涼しさを感じられます。
ただし、UVカット加工を確認することをお忘れなく。
ポリエステル製日傘
合成繊維のポリエステルは、機能性と耐久性のバランスに優れた素材です。
現在市販されている日傘の多くがポリエステル製またはポリエステル混紡です。
メリット:
- UVカット加工が施しやすい
- 撥水性に優れ雨傘としても使える
- シワになりにくく型崩れしにくい
- 色落ちしにくい
- お手入れが簡単
デメリット:
- 天然繊維に比べて通気性が劣る
- 静電気が発生しやすい
- 高温に弱い
ポリエステル製は機能性重視の方に最適で、晴雨兼用として使いたい方には特におすすめです。
綿ポリエステル混紡
綿とポリエステルを混ぜた混紡素材は、両方の長所を活かした素材です。
近年人気が高まっています。
特徴:
- 綿の肌触りとポリエステルの機能性を両立
- 適度な通気性と耐久性
- お手入れがしやすい
- 価格も手頃
混紡率によって特性が変わるため、綿が多めならより自然な風合い、ポリエステルが多めなら機能性重視となります。
UVカット効果を最大限にする選び方
布製日傘を選ぶ際、最も重要なのがUVカット性能です。
以下のポイントをチェックしましょう。
UVカット率とUPF値
日傘のUV効果は「UVカット率」または「UPF値」で表示されます。
- UVカット率90%以上: 日常使いには十分
- UVカット率99%以上: より高い紫外線対策を求める方向け
- UPF50+: 最高レベルの紫外線防御
布の色による違いも重要です。一般的に濃い色(黒、紺、濃茶)の方が紫外線を遮断しやすく、薄い色(白、ベージュ、パステル)は遮断率が低めです。
ただし、UVカット加工が施されていれば、色による差は小さくなります。
遮光率と遮熱効果
UVカットだけでなく、可視光線や赤外線を遮る「遮光率」も快適性に影響します。
- 遮光率99%以上: 「遮光日傘」として高い効果
- 遮熱効果: 生地の裏面がシルバーコーティングされているものは特に効果的
黒い生地は紫外線を吸収しますが、内側も黒だと熱がこもりがちです。
外側が黒で内側が白やシルバーのものが、UVカットと涼しさを両立できます。
長持ちさせるためのお手入れ方法
布製日傘を長く愛用するには、適切なお手入れが欠かせません。
日常のお手入れ
使用後の乾燥:
使用後は必ず陰干しして湿気を飛ばしましょう。特に晴雨兼用で雨に濡れた場合は、完全に乾燥させることが重要です。生乾きのまま収納するとカビや臭いの原因になります。
汚れの除去:
軽い汚れは、固く絞った布で拭き取ります。強くこすると生地を傷める可能性があるので、優しく叩くように拭きましょう。
洗濯の可否と方法
布製日傘の洗濯可否は素材とコーティングによって異なります。
洗えるタイプ:
- 洗濯可能表示がある綿や麻素材
- 特殊加工なしのシンプルな布製
洗えないタイプ:
- UVカットコーティング済み(コーティングが剥がれる可能性)
- 撥水加工済み
- 遮光フィルム内蔵タイプ
洗濯可能な日傘も、手洗いが基本です。中性洗剤をぬるま湯に溶かし、優しく押し洗いします。
脱水は軽く、形を整えて陰干しします。
保管方法
収納時のポイント:
- 完全に乾燥させてから収納
- 直射日光を避けた涼しい場所に保管
- できれば立てて保管し、骨に負担をかけない
- 防虫剤を一緒に入れておく(天然繊維の場合)
シーズンオフの長期保管前には、特に念入りに汚れを落とし、乾燥させることが大切です。
用途別おすすめの布製日傘
通勤・通学用
毎日使うなら、耐久性とお手入れのしやすさを優先しましょう。
ポリエステル製または綿ポリエステル混紡で、折りたたみ可能なタイプがおすすめです。
UVカット率95%以上、晴雨兼用なら急な雨にも対応できます。
レジャー・アウトドア用
長時間屋外にいる場合は、UVカット率99%以上、遮光率も高いものを選びましょう。
直径が大きめで、遮熱効果のあるシルバーコーティングタイプが快適です。
ファッション重視
デザイン性を求めるなら、天然繊維の綿や麻素材がおすすめです。
刺繍やレースがあしらわれたものなど、デザインのバリエーションも豊富です。
ただし、UVカット加工の有無は必ず確認しましょう。
軽量重視
長時間持ち歩く方は、重さも重要な選択基準です。
薄手のポリエステル製や、カーボン骨を使用した軽量タイプなら、200g以下のものもあります。
布製日傘を選ぶ際のチェックポイント
サイズと重量
- 直径: 80cm〜100cm程度が一般的
- 重量: 200g〜400g程度(長傘)、150g〜300g程度(折りたたみ)
- 全長: 使用時の長さと収納時の長さを確認
骨の数と素材
骨の数が多いほど強度が増し、きれいな円形になります。
8本骨が標準ですが、12本骨や16本骨の高級タイプもあります。
骨の素材は、軽量なアルミやグラスファイバー、高級感のある竹などがあります。
開閉方式
- 手開き式: シンプルで壊れにくい
- 自動開閉式: 片手で操作でき便利
- 半自動式: 開くときだけ自動
ハンドル(持ち手)
長時間持つ場合は、持ち手の形状と素材も重要です。
木製や竹製は高級感があり、手に馴染みます。EVA樹脂やシリコン製は滑りにくく実用的です。
まとめ:あなたにぴったりの布製日傘を見つけよう
布製日傘は、素材選びから機能性、デザインまで、選択肢が豊富です。
自分のライフスタイルや使用目的に合わせて選ぶことで、快適な紫外線対策ができます。
選び方の基本:
- 使用目的を明確にする(通勤用、レジャー用など)
- UVカット率90%以上を基準に選ぶ
- 素材の特性を理解する(綿、麻、ポリエステル)
- お手入れ方法を確認する
- 実際に持ってみて重さや使い心地を確認する
適切な布製日傘を選び、正しくお手入れすることで、数年間快適に使い続けることができます。
紫外線からしっかり肌を守りながら、おしゃれも楽しめる最適な一本を見つけてください。


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