先日、ヤフーニュースで「農道と一般道の交差点で発生したバイク事故で、運転していた男性が死亡」という痛ましい報道がありました。
僕自身もバイクが好きで、お金がなくてもレンタルしてツーリングに出かけるくらいです。
ツーリング先として、確かに農道は最高に気持ちいいですよね。
景色も良いし、交通量も少ない。
でも、あの「農道」って、そもそもどういう道路なんでしょう?
実は、意外と知られていない“農道と交通ルール”について、ちゃんと調べてみました。
農道でも警察に捕まるって本当?
田舎道を走っていると「広域農道○○地区」という標識を見かけることがあります。
そんなとき、
「農道は警察の管轄外だからスピード出してもOK」
「制限速度の標識がない=飛ばしてもいい」
…なんて話を聞いたことありませんか?
実は、これ完全な誤解です。
農道であっても、道路交通法が適用されます。
つまり、警察の取り締まり対象になるんです。
そもそも農道とは何か
農道とは、米・野菜・果物などの農作物の生産性を高めるために作られた道路です。
農家が軽トラックやトラクター、コンバインなどを使って、畑から農産物を運ぶときに、作業の邪魔にならないように自由に停めたり、移動できたりする道というわけです。
要するに、「農作業のための専用道路」ですね。
農道を一般車両が走っても大丈夫?
はい、大丈夫です。
農道だからといって、農家の人しか走ってはいけないということはありません。
入り口に「関係者以外通行禁止」などの標識がない限り、誰でも通行可能です。
なぜ農道をバイクや車が走っていいのか?
農道であっても、法律上は「道路交通法における道路」に該当するからです。
道路交通法では、以下の3つが「道路」と定義されています。
- 高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道(道路法3条)
- 一般交通の用に供するその他の場所
- 道路運送法で定められた場所(※詳細は省略)
このうち、農道は「一般交通の用に供するその他の場所」に分類され、公道扱いになるんですね。
警察庁もそのように解釈しています。
農道の制限速度は何キロ?
ここが特に重要です。
標識がない場合、制限速度は60km/hです。
ネットでは「農道は50km/h」と書かれていることもありますが、それは誤りです。
あくまで、標識がなければ道路交通法の一般規定に従って60km/hが上限になります。
なぜ農道がツーリングスポットになっているのか
農道って、見晴らしが良くて、信号も少なく、車もあまり通らない。
だから、バイクや車にとっては、走っていてすごく気持ち良いんですよね。
でも、もともとは農家のための道。
作業中の軽トラやトラクターが「スピード出してくるバイク」に驚く、なんてことも実際に起きています。
農道での取り締まり事例
農道では、農機具や耕耘機がトロトロと走っているのが普通です。
そのため「取り締まりなんてされるはずがない」と思っている人も多いですが、実は違います。
農道がツーリングスポットになっている地域では、警察が畑の影などから速度違反を取り締まることもあるんです。
僕も原付で農道を走っていたとき、「あ、あそこ警察だな」ってバレバレの場所で張ってたのを見たことがあります(笑)
まとめ|農道を走るときに忘れてはいけないこと
- 農道でも道路交通法が適用され、警察に捕まることがある
- 標識がなければ、制限速度は60km/h
- 農道は農家のための道でもあり、一般車両も通行可能
- ただし、スピードの出しすぎは事故や迷惑のもと
- ツーリングで気持ちよくなっても、安全運転第一で!
最後に一言
自然と風が気持ちいい農道。
でも、その気持ち良さに油断して、取り締まりを受けたり、事故にあっては元も子もありません。
安全運転で、ツーリングを思いっきり楽しみましょう!
あとがき
ちなみに、僕の父の実家には耕耘機があって、子どもの頃によく乗せてもらっていました。
最高速度は15km/hくらい。
のろのろ走るけど、なぜか楽しかったなぁ(笑)
そんな風景の中を、爆走していくバイクを見ると、少し心配にもなります。

